チコとキビナゴとシャハトと

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出張先で,ワイフとの会話,子供達3人とワイフ自身の話をした後,大抵,2匹の話になります。公珍丸は,換毛期なのか,ブラシ要求がまた五月蠅くなってきているようでしたが,チコは,出入りが激しく,顔を合わせるたびに何か言いたそうだということで,暫く美味しいものを食べさせてないなぁということを思い出しました。ちょっと前に,天然のイサキとサヨリの刺身が気に入ったようですが,ここ2ヶ月ぐらい,確かに刺身はこの2回だけ。以前,チコミシュランと称して実験をやっていたときと比べると,彼にとって見れば,「御馳走」が出てくる頻度は減っております。
Canon EOS Kiss Digital N, A.Schacht Ulm S-Travegon 1:2.8/35 R


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で,帰りにキビナゴの刺身が安かったので,久しぶりに買って帰りました。トレイの無くなっている部分が,彼が3回お強請りで,追加要求して結果的に食べた部分です。もちろん,キビナゴの造りの要領で,指で内臓をハズしてぶつ切りにして与えてますから,ここに顔を突っ込んで食べたわけではありません。で,最初の満足しきった毛繕いの写真になります。公珍丸の分を残しておかないと。彼ももちろん好物ですが,彼の場合ちょっとでも鮮度に難があると,一番困る布団の上などに平気で吐くので,よほどネタに自信がないと与える気にならず,ワイフが引いてしまいます。今日のキビナゴなら大丈夫でしょう。コウチン,早く来ないと,チコが全部食べちゃうよ~。
Canon EOS Kiss Digital N, A.Schacht Ulm S-Travegon 1:2.8/35 R


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マウントアダプターでこちゃこちゃシャハトをキスデジに着けてファインダーを覗いている私を横目で見ながら,寝てしまいました。昼間,好き勝手遊んで,他の猫に喧嘩売って,顎に傷をこしらえて,食いたい魚,食いたいだけ食って,後は私と一緒に寝るだけという感じでした。幸せの王子です。
Canon EOS Kiss Digital N, A.Schacht Ulm S-Travegon 1:2.8/35 R




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武田 花さんが,Leica M2との組み合わせで,モノクロの街角猫写真に多用されていたTravegon 35mm。ちょっと不思議な(不気味な?と書いてあるサイトが多いです)写りをすることで有名ですが,あちらはLマウント版ですし,f値も3.5であったような気がして,同じレンズとは思えないのですが,とりあえず,念願が叶って1万円+αで手に入れたExacataマウントのチープレンズ。キスデジとも相性ピッタシのようで,チコのふわっとした胸毛の描写など,気に入ってしまいました。キビナゴの画以外は,全て開放での描写です。この頃のレンズは,近距離の収差補正などやっていないはずですが,その分,最短撮影距離近くで,前後ボケも素直だと思います。
Canon EOS Kiss Digital N, A.Schacht Ulm S-Travegon 1:2.8/35 R


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以前,同じ眷族のA.Schacht Munchen Albinar 13.5cm/f4.5 (with EOS Kiss D N)を使ったときに,そのカラーでの描写に驚いて,すっかりファンになったのです。もうちょっとテストしないといけませんが,今回も裏切られませんでした。前玉を見ても,この頃の設計に多いドーム型レンズに単層の単純なコートの反射が見て取れるのですが,こんなに写るなんてとても不思議。一緒に写っているのは,Exactaマウントで,通常よりも安価で手に入れてきたローデンのユリゴンと不人気135mm名玉クラレンズ・マクロの方でもご紹介したA.Schacht Albinar。
Minolta A1


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怪童Akira。私も気がついたら写ってしまいました。よく撮れるこのレンズの名前の語源はなんだろうかと思います。‘-gon’は,「角度」で広角レンズの名称には大抵接尾語として着いているお約束なのですが,‘Trave’は?Travelなんだろうか?(ドイツ語だとSpielraumだったような) だとしたら,その意味は?
Canon EOS Kiss Digital N, A.Schacht Ulm S-Travegon 1:2.8/35 R
Tracked from COMPLEX CAT at 2006-07-17 07:58
タイトル : キビニャゴ
チコのキビナゴくれ〜光線に負けて,猫コックです。 Minolta A1 キビナゴSpratelloides gracilis,ウルメイワシ科のこの魚は,美味で,刺身で良し,鍋で良し,天ぷらで良し,しかも食物連鎖のピラミッドの中では,底辺で,こいつを食べると云うことは,エコロジカル的にも,環境負荷が少なく良いことずくめ。あんまり好きな話ではないですが,DHAやEPAも多く,日本生態学会や日本生態系協会が推薦しそうな食べ物。 Minolta A1 朝取れたてのものを,指でお造りにします。初めて,キ...... more
Commented by ayrton_7 at 2006-02-25 20:55
古いレンズなのでしょうけれど、見事にホワイトバランスが取れているのは、EOSデジタルの技術のおかげでしょうか?
Commented by fujiko_mine8 at 2006-02-25 21:02
おいしいお魚を食べれて満足そうですね~^^
キビナゴ、とっても新鮮そうですね。
キラキラしていますね!
Commented by einnonti-H at 2006-02-25 21:06 x
チコたんの眠顔見てたら幸せ感じます。

にしてもキビナゴ、新鮮な感じがします。
羨ましい限りです。
ここは環境は良いですが物価が高く食料鮮度は悪い所です。
人間、満腹にならなくても美味しいモノ食べていける幸せって
最高です。
Commented by complex_cat at 2006-02-25 21:43
ayrton_7さん,他のレンズと違って,このレンズフィルムでのテストをまだやっておりません。確かにデジイチのWBには,凄いものがあって,放射線を発するレンズなどで,かなり茶色くなったレンズでもWB一発,見事な仕上がりになりますが,シャハトについては,そのままフィルムで使っても発色は悪くないと思います。それも実は楽しみで,あります。
Commented by complex_cat at 2006-02-25 21:44
fujiko_mine8さん,結構鮮度が良かったのですが,私の友人は,朝一に行って,2kgほど,お造りにして,猫たちと食べたりしております。そっちは,更にきらきら光っております。
Commented by complex_cat at 2006-02-25 21:46
einnonti-Hさん,猫どもが好きなので,我が家では,恥ずかしながらキビニャゴと呼んでおります(笑)。
Commented by みお at 2006-02-25 21:49 x
おっ!なかなか良いレンズのようですね。クラレンズ、侮れないですね。

しかし、猫の幸せそうな顔を見るとほっとしますね。新鮮なキビナゴは私の街のスーパーでは見かけないのでちょっとうらやましいです。
Commented by dojou7 at 2006-02-25 21:56 x
elefotoからエギザクタ用がでたのですね。
私も在庫をチェックしよう(笑)。
Commented by complex_cat at 2006-02-25 22:05
みおさん,このレンズ,久しぶりのヒットです。しかも花さんが使われたことで,有名になってしまったLマウント版の1/4の価格で購入できます。
 キビナゴは,こっちの県魚に指定しても良いかと思う魚です。いや,指定されているのかな? マダイ・カツオ・バショウカジキ・ブリなど各季節4〜5種ずつ全18種らしいのですが,分かりません。まぁ,土地が違うと,美味しい魚も違いますから・・・
Commented by complex_cat at 2006-02-25 22:07
dojou7さん,このアダプターのお陰で,随分あそべてます。以前はExactaマウントレンズ,私の場合,Minolta MDでしか使えなかったのですが。
Commented by summilux35 at 2006-02-26 00:12
Lマウント版も元々は安価なレンズだったのに、あっという間に高額になってしまいましたね。
ヘリコイドなどの黒と銀のシマシマが何とも言えないデザインですよね。
Commented by nezumineko at 2006-02-26 00:27 x
飼い猫にエサを吐かれたら傷つきますね。
某猫島で野良猫におみやげに買った干物をあげようとしたら、無視されたこと、根に持ってます。
魚売り場で品定めして欲しいですね。
今日は御前崎の近くに出張に行きうまい魚を食べようと目論んでいましたが、予定が狂い食べ損ないました。
Commented by complex_cat at 2006-02-26 06:32
summilux35さん,もともとは安かったのですね,このレンズ。このレンズもですが,ユリゴンもご覧の通り,黒銀縞々で,ヤマトの波動砲の内部デザインとか,松本零士氏の漫画に出てくるような,何となくドイツの兵器デザインぽいところがありますね。
Commented by complex_cat at 2006-02-26 06:35
nezuminekoさん,杞憂でした。チコに刺身を食べることを教えた公陳丸審査員,一嗅ぎで,却下しました。矢張り量販マーケットのものではイマイチか。お造りにして売っているものよりは,絶対鮮度は上なのですが,鱗の光方が確かに足らない。くそー,なんか悔しい。
Commented by Lilywhites at 2006-02-26 08:18
ピントに芯があるなどとよく言いますが、このレンズはまさにそういう感じでイイですね~♪ 室内でこれなら屋外の作品が楽しみですね。シャハト、トラベナーっていうのもありませんでしたっけ? 
Commented by complex_cat at 2006-02-26 08:52
Lilywhitesさん,確かにピントに芯がありますね。TRAVENAR 135mm/f3.5も気になってます。SchachtはMunchenからUlmに移ってからの方が性能がよいといわれてますが,Albinarも良いです。本日,仕事の下見で野外に持ち出す予定です。
Commented by yuu8972 at 2006-02-26 15:59
幸せそうな、そして満足、満足の顔してますね。
キビナゴ、グルクン、シビ、、、知らないお魚がいっぱい出てきて
嬉しいかぎりです。
Commented by complex_cat at 2006-02-26 20:10
ゆうさん,きびなごのさばき方,そのうち載せます。イワシでやる要領で骨が綺麗に取れます。
Commented by yuu8972 at 2006-02-26 22:48
わーい!やったー♡
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by complex_cat | 2006-02-25 18:35 | Cat Family | Trackback(1) | Comments(19)

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