Original Voigtlandar Nokton 50mm/f1.5
2006年 06月 05日
Minolta CLE, Original Voigtlandar Nokton 1:1.5/50(F1.5)
こういう子供のツルツルの肌のような描写は,Original Voigtlandarレンズの得意とするところ。解放の薄い像面では,チコまでは無理でしたね。
Minolta CLE, Original Voigtlandar Nokton 1:1.5/50
Minolta CLE, Original Voigtlandar Nokton 1:1.5/50
最初に使ったのは,Color Skopar 1:3.5/50という廉価版の標準レンズだったのですが,驚いたのが,皮膚の質感です。絵画でこのような肌を描くとするとそれなりのテクニックを身につけないとどうしようも無いのですが,素人写真で撮れてしまうところが,やはり写真という19世紀にできたテクノロジーの可能性だったのかと思います。
Minolta CLE, Original Voigtlandar Nokton 1:1.5/50
レンズテストの多くで,今のレンズももちろん素晴らしけれど,半世紀近くも前のオリジナルの製品の方が,快調再現性や質感,レンズ自身の持つラチュードなどでハイテク工場で作られる現行品をしのぐという評価がされております。
こういったクラシックレンズの資産にこだわって作品作りに生かされる方も,過去の世界にこだわることを潔しとせず,現在,そしてこれからのテクノロジーにより,より高みを目指される方も,私には,同じ厳しい世界を追求される道に見えますので,どちらも正解ではないかと思っております。
デジタルとの併用で、よりフィルム楽しめますね。
フォクトレンダー、最近R3AとNocton Classic40mm買ってしまいました。
研磨や組み立て、調整といったレンズの製造技術は昔のほうが高かったのかもしれませんね。
しかし、フィルムは昔と比べてはるかに良くなっているように思います。
よね??