ラスト・サムライーLast Samurai
2006年 08月 25日

正確には,私のものは最終モデルではないのですが。
ハーフサイズフォーマット,三倍ズーム,オートフォーカス,デート付き(ラフなプリントに対応するために結構中に入った位置に日付が入ります),ストロボ内蔵。そしてOlympus PEN F/FTのように一眼レフ。おそらくハーフ番最後の。
視度調整付き,一般のハーフカメラと違って,フィルム縦給装により横位置のフレーミングが標準となる。でも,最短撮影距離はレンジファインダーカメラより寄れなくて,このモデルではなんと100cm!? おいおい。でも,75mm側なら,焦点距離105mmで最短が100cmと,まあ普通か。でも寄れない感じは否めませんね。
このあと,4倍ズームモデルが出て,また,改良型のZ/Z-Lシリーズと続き,都合4モデルが生産されました。
KYOSERA SAMURAI X3.0, KYOSERA ZOOM LENS 25-75mm/1:3.5-4.3
今年,息子たちが蒔いたひまわり(「少年たちの休日ーヒマワリ編」)は,皆,結構花を咲かせて楽しませてくれましたが,今風の小形,種子ができないものでした。

KYOSERA SAMURAI X3.0, KYOSERA ZOOM LENS 25-75mm/1:3.5-4.3
ズームレンズは,35mmレンズ換算するには1.41倍掛ければいいので,35-105の標準ー望遠ズームです。大きなチコを撮る場合でも,最短1mというのは悩みますね。

KYOSERA SAMURAI X3.0, KYOSERA ZOOM LENS 25-75mm/1:3.5-4.3
ナッチは,公陳丸愛用のステンレスの盥の水飲みから水を飲むことを覚えてしまいました。やはり大きな入れ物になみなみと水が張ってある方が美味しいのかな?

KYOSERA SAMURAI X3.0, KYOSERA ZOOM LENS 25-75mm/1:3.5-4.3
連射してみますが,初期型はムービーみたいに秒間24駒なんてイメージとはほど遠いまったりゆったり,ワインダーのリズムはとてもかったるいです。

日本メーカーのレンズは,少なくとも解像度は及第点を出そうという設計と生産管理をやっているはずですからこれぐらい撮れなくてはおかしいですね。本機でもやっとしたプリントが焼かれてきたら,ちゃんとネガを見てDEP屋さんのプリントを疑いましょう。
でも,間違っても女性の肌などは良い感じで撮れるカメラではないです。まぁ,このカメラ使ってヌード撮影する奇特な人は,おられないでしょうけれど。案外モノクロがおもしろかも。
KYOSERA SAMURAI X3.0, KYOSERA ZOOM LENS 25-75mm/1:3.5-4.3
レンズの焦点距離と最短撮影距離のプレッシャー?からか,室内で猫たちを撮ってみましたが,とても中途半端な撮影に終始しました。AFも15年以上前の仕様ですからとろいです。迷います。この時代のカメラを使って撮るって,クラシックカメラでの撮影以上に変態的行為に思えたりします。
パーフォレーションごとスキャンして,映画の連駒のように見せて撮ろうとした分もあったのですが,AEが安定していないのですよ。露出はプログラムで,カメラ任せって言うのも,後で一部のマニアなどにもまず喜ばれない仕様でございます。
でも,なぜSAMURAIか? このネーム,京セラは気に入っているのか,最近力を入れている太陽光発電の製品名に今は使われております。HONDAが750ccバイクの「セーバー」を車名にも使い回し他のと同じで,名称登録しているネームをシブチンにリサイクル利用したのかどうか,私には分かりませんけど。
このカメラ,WEBを見渡してみると,左手用のSAMURAIが存在していたり,改造して秒間5駒の特別仕様があったり,意外とディープなカメラのようです。当時はどのような人たちが,これで写真を撮ったのだろうか。何となくアメリカ人が飛びつきそうな意匠でもあります。4モデル出されたところを見ると,海外向けに結構,そこそこ数が売れたのかもしれませんね。
最初に出たこのモデルだけ,インナーフォーカスではなくて前群回転ですので,AFは結構大変そうですが,フォーカス距離が変化しても焦点距離が縮まったりしないという特徴があります。

デジタルスキャンが安くて高性能な時代。ネガの現像だけですませて,楽しめますから。
ハーフカメラ、なんか好きです。
>ハーフフォーマットのプリントはかなりいい加減で
ここの部分、気になります。分かりやすく教えていただけないでしょうか??
初対面ですいません(^^ゞ
このカメラ,今風の初心者用ズームキットにつながる写りのつまらないズームレンズでなければ(つまらないだけで悪くはないです),もっとコアなカメラファンが着いたと思います。ズームは動画でないので電動で動きとろいし。全体の挙動は後期型はすこしは良くなっていると思います。
ハーフフォーマットは,拡大倍率が高くなるので,サービス版で焼いても通常のフルフォーマットのフィルムよりもシビアなピント調整が必要なのですが,オートマで適当に焼いているとボワっとしたプリントができやすいということです。ハーフ版のプリントが可能でも,信頼できるところに出しましょう。
今時のフィルム売り上げ衰退の中の小さなDEP屋さんは,メンテも含めてあまり投資ができないので現像失敗のトラブルや技術の低下が深刻という話を聞きます。

