白い肌のアニー

サンマのシーズンですね。今や流通網の整備と流通技術の進歩で,南九州でも生サンマどころか,サンマの刺身も新鮮なものが食べられます。20年以上前は,とても無理な話でした。
 でもって,中身の動物も新鮮な奴が観察できるようになりました。
 
 サンマが来ーれば思い出すぅ♪




白い肌のアニー_b0060239_2116398.jpg
本日も長男が当たりを引きました。彼の分のサンマに,20匹ほどのアニサキス。
「お父さんのと替えてやろうか?」と訊いたら
 「良いよ,僕の分だから自分でどけて僕が食べる。」
「いいのか?」
 「大丈夫なんでしょ?」
「うん,一応火は通っているし。噛んで食べれば,栄養だ。」
 「じゃあ,大丈夫」
 大したものです。父よりも冷静で,研究者向きかもしれない。いつぞやのブリ糸状虫君(「長いものに巻かれたい奴,出てこーい」参照)で,少々のことでは驚かなくなったか。
 片手間に撮ったので,いつものマクロセットではなく,写真は失敗。このサンプルなら口器の部分,トゲトゲが撮れたかも知れないけど。間抜けなことにそちらの方がティッシュがふくらんでアウトフォーカスになってしまいました。まぁ,また良い標本が採れたら撮り直そう。本日は,ナッチ,ユッチショック(今日から入院)で,あまりやる気が出ません。
 アウトフォーカスになっている部分に,穿孔するための尖った口器が付いております。検索するとこいつが胃壁に突き刺さっているガストロスコープの画像はたくさん見られますね。痛そう。
 こうやってみるとアニサキスはころんとしたムシですね。赤い糸の伝説は,サンマヒジキムシという別の寄生虫でした。良かった,指摘が来る前に,自分で気がついて。というわけで,タイトル改題しました。


白い肌のアニー_b0060239_23325083.jpg
気になったので,翌日9/13もアニサキス,じゃなかった生サンマを購入。加熱しても赤くならない。やはり,赤くなっていたのは,どうやらアニサキスとは別の寄生虫と思われます。本日も大漁謡い込みしたくなるような,アニサキスの感染率とその個体数。今年のサンマは脂がのってて,豊漁と言うことですが,食べ物に文句を言わせない我が家はともかく,大丈夫かこんなに入っていて。
 dojouさんの「ヤブガラシ5度と目黒散策」に派手な標本の画があります。

 追記ー赤い糸の伝説にも書きましたが,あっちは,サンマヒジキムシというカイアシ類の仲間,平たく云えばエビ蟹の甲殻類に属する寄生虫とのことです。そちらは,最近では大増殖していないとのこと。まぁ,いろいろ入っていて楽しい?ですね。

 サンマ,サンマ,サンマ〜♪ サンマァを食べぇるとぉ♪
Commented by みお at 2006-09-11 22:23 x
強烈ですね。昔サバの刺身から白い糸が出てきたのを思い出します。熱が通っていれば大丈夫とはいえ、覚悟してしまいます。サンマの刺身が美味しそうなのですけれど。。。
Commented by complex_cat at 2006-09-11 22:32
みおさん,下手な画を載せてすいません。気楽なマクロ撮りに使っていたDiMage A1がとうとう壊れてしまいました。フィールドでの扱いが激しいせいか,内部の電子部品の腐食が進んでいたのかも知れません。マクロレンズに填め換える精神的余裕もなく,本日はいろいろ,寂しい気分です。
Commented by nezumineko at 2006-09-12 00:30 x
寝る前に見てはいけないと思いつつ。。。
20匹、私だったらパニクっていると思いますよ。

Commented by kyoko_fiddler at 2006-09-12 07:23
…また 今年もサンマが食べられない…
Commented by pon at 2006-09-12 08:30 x
うちの息子中学生で秋刀魚好きですが、きっと1匹でも見つけたら、一生食べないだろうなぁ・・・
Commented by complex_cat at 2006-09-13 00:07
kyoko_fiddleさん,サンマは野生動物で,無菌豚君とまでは言いませんが,生産管理されてる食材と違いますし,人間なんてこういうものを食べて生きて来たんすから・・・
 私の周りのマクロ生物系女子は,全く動じない子ばかりなのですが(これも最近は必ずしもそうではありません。植物系だと,こういう野駄目という人も普通ですし),女性お二人の受け止め方が世間一般なのだと思います。食堂で定食を食べながら,教えてやると喜んでみんなで観察したりします。私自身が,教えてあげた途端に箸を置いてしまう人たちの中に身を置かずに生きてきたことも確かですね。
Commented by complex_cat at 2006-09-13 00:09
ponさん,画像追加しました。ここまでたくさん入っていると,もはや身の一部かと勘違いしそうでした。子供達は目が良いので,ちゃんと見つけてくれます。お父さんの分は胃袋まで行っちゃったやつがいるかも知れません。
Commented by kyoko_fiddler at 2006-09-13 09:46
いえ…これまでの人生で、しこたま(気付かずに)食べてきちゃったんだろうなーと。そう思うと今更自分の血肉になってしまったそれらを どうすることもできず、じっと天を仰ぐのであります。そして、もう、今後食べられないと思うのは、次回から、血眼になってサンマのお腹を探って 皿の上に全部摘出する作業に熱中してしまうだろうと思うからなのであります。
ひとりならいいですけど、一緒に誰かと食べていたら、 どう考えても皆さん絶叫か失神か、後に非難囂々の面々しか周囲にいないからなのであります。
Commented by complex_cat at 2006-09-13 14:54
kyoko_fiddlerさん,少なくとも,赤い糸はアニーではなく,サンマヒジキムシで,こいつは人には悪さをしません。見かけは環形動物(ミミズみたいに節があります)みたいですが,立派な甲殻類のなかま。海老蟹が入っていると思えば大丈夫です(という問題じゃぁないですね)。
 しかし,今年は,今までになくアニーの当たりが多いなぁ。
Commented by pon at 2006-09-13 16:45 x
ひょぇ~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Commented by complex_cat at 2006-09-13 17:10
ponさん,はい,いっぱい居ました。私もびっくりしたんですよ。うちのワイフも,「凄いねぇ」 でしたから。鯖アレルギーと思っていた人のうち,24%がアニサキスへのアレルギーだと云うことで,それだけみんな食べちゃっていると云うことのようです。ということで,アニサキスアレルギーの方は,食べない方が良いと云うことも確かなようですね(馬鹿やろ,食うか!とか言われそう)。
・・・・・イヌイットの大好物の一つが,アザラシの皮下や内臓周辺に住み着いている寄生虫君達で,うら若き女の子たちがきゃーきゃー言いながら(もちろん嬌喜の声であります)争って食べている話を椎名誠氏がよく講演でされているようです。
 世界中に珍味というか我々異文化から見ると餓死した方がましとも思える食材を常食としている民族は多々ありますが,化学物質が20種類以上も入ったカップラーメンを食べている日本人みたいな民族はほとんど存在しないとのこと。
Commented by complex_cat at 2006-09-13 17:24
nezumineko さん,翌日購入分,20匹近くの摘出画像,再現することになりました。被写体には困りませんです。人間だと,病院に転がり込めますが,猫だと,わけが分からない可能性があるので,当分,サンマの刺身を公陳達に食べさせるのは止めようと思います。
Commented by dojou7 at 2006-09-13 21:05 x
TBありがとうございました。今日お昼に食べたサンマ、赤い糸1匹。
アニサキスは今年まだお目にかかっておりません。
Commented by complex_cat at 2006-09-13 21:24
おお,サンマヒジキムシですか。私のFEP,「サンマ」と入力するだけで,「サンマヒジキムシ」って,出るようになりました。
 あっちの方は,アレルギー無いのかなと思ったりします。
Commented by complex_cat at 2008-08-13 08:37
今更ですが追記,あっちの方は,ラジノリンクスです。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by complex_cat | 2006-09-11 21:25 | Wonderful Life | Trackback | Comments(15)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


by complex_cat
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31