Curtagon 28mm/f4 with Retina IIIS
2006年 09月 17日

Kodak Retina IIIS, Schneider-Kreuznach Curtagon 1:4/28
しかし,レンジファインダーで見る28mmは本当に広い世界。一眼レフファインダーの28mmは,フレーム自体が拡がることはないので,当然,ファインダー倍率は下がり,圧縮空間の中に広角の情報が押し込められるわけです。RFにしたって,ファインダーはどこかでフレームの限界が決まっているわけで,理屈は同じはずなのですが,不思議。
28mmは,とんでもなく広い領域を眺めている気分になります。コシナレンダー製ですが,良くできたビューファインダーに共通するマジックを感じます。世界は明るい,そして広いなぁ。

Kodak Retina IIIS, Schneider-Kreuznach Curtagon 1:4/28
解像度は,今のレンズ設計のものと比べると落ちるでしょうけれど,それでも,必要十分。この時代のレンズは,どちらかというとコントラストで画を作っていく傾向があるはずですが,スモールフォーマットのカリカリ,きりきりのような余裕のなさは感じません。
我が家のハンカチ(ハンドタオル)王子。

Kodak Retina IIIS, Schneider-Kreuznach Curtagon 1:4/28
レンジファインダーになれていないので,距離を詰めるのにいつも苦労します。特に私の個体は,RFの見えかたは,ライカどころか良くできたM/LマウントRFと比べてもと,へへへという感じです。安原一式より見にくいぐらい。動いている子供相手だと,ほとんど無理なので,作法通り,全部目測ですね。

