Y/CーEOS電子マウントアダプター

私のKISS D Nには、ジャンクのX-700のアキュート・マットの削りだしによる、改造スクリーンがはまっております。このフォーカシング・スクリーンの問題は、どうやって調整しても50mmよりも広角側では、大幅に前ピンになることです。MFレンズを100mm以上の望遠側で多用することが多い私の場合、あまり気にしないようにしようと思っていましたが、やはり、気になります。第一、冗談のように見えにくいオリジナルの素通しに近い、フォーカシング・スクリーンでピントを合わせていたときの方がましだったりするわけですから、結構困ったわけです。実際に、では、どうやってスクリーン交換後25mmなどを使っていたかというと、ピント面より後ろの方に山勘でずらしてフォーカスしていただけです。あー、面倒だなぁと思いつつ、あまり器用ではないので、元に戻すのもしゃくなので、手を出したものがあります。
Canon EOS Kiss Digital N, Carl Zeiss Macro-Planar 2.8/100 T*

電子信号接点を生かす形で、CONTAX RXやAXのようにEOS本体の合焦表示を使ったフォーカスエイドが可能なヤシコンーEFマウントアダプターを手に入れました。これで、実際のAFでのピンと検出とのずれのチェックもできましたが、MP100で使う限り、私が適当に押し込んだアキュートマットのスプリットイメージは、ぴったし合っておりました。実際は、どうやっても前ピンになるので、オリジナルのスペーサーは抜いてありますが、ピッタンコ。時間のあるときに当初の目的であった広角レンズでテストしてみます。まぁ、理屈からいえば、使えそうですね。AFレンズを使っているときは、もちろん何ら問題ありません。キスデジを使う場合、多点AFですが、AF を使う場合は、余計なところを拾って前ピンになるのが多いし、ノーファインダーの日の丸構図がばかりなので、結局使えているのは中央一点の場合が多いのです。
Canon EOS Kiss Digital N, Carl Zeiss Macro-Planar 2.8/100 T*
　開放で距離をかえて数枚、スプリットとフォーカス・エイドの点灯と信号を確認。少し離れたり、広角を使った場合の方が、像が小さくなるので重宝すると思います。とりあえずこれは、悪くないアイテムだと思います。ユッチの目、奇麗。


Distagon
25mmでこの構図，この距離，キスデジNのファインダーでは，きつい状況ですが，広角側では，はめ込んだアキュートマットは調整できません。で，フォーカスエイドで，ナッチの眼に合焦。いけてます。
Canon EOS Kiss Digital N, Carl Zeiss Distagon 2.8/25 T*

その，等倍画像。ISO800でかなり暗いのでノイズ，浮いていますが，この画角で一番苦手とするレンジの中にある距離で，ピントはばっちり。だから，手ぶれしているのが，分かりますね。




電子マウントや接点はメーカーのパテントが入っているでしょうから，本人の責任による改造品ということで，公のルートでは販売できないものかと思います。
Fujifilm Finepix F11