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食の勇者


食の勇者_b0060239_1113241.jpg
自宅療養中。ジェイミー・オリバーの給食革命を見た。
 この男は,本当にヒーローだ。子供達の食生活が破壊されて,大部分がいかなるまともな料理も受け付けなくなっているイギリスの小中学生。
 低予算という縛りの中,暖めて出すだけの毎日でスキル不足に陥っている給食のおばさん達に最初は鼻で笑われながら,彼女たちをまとめて,一番「強力な」おばさんが味見して思わず,美味しいと叫ぶ見事な給食を作るが,子供達は,ポテトやバーガーなどのジャンクの方をチョイスして,手を出さない。チリコンカン嫌い,魚は嫌いだから出さないでと,子供達が集団で抗議に来る。彼のレシピによる料理の毎日100食以上分がゴミ箱行きになり,料理界のベッカムと呼ばれる名シェフとしてのプライドこそ耐えているが,止めどもなく落ち込んでいく。
ジェイミーのスクール・ディナー DVD-BOX



給食革命には,中学校時点では遅いと判断した彼は,低予算でまともな給食を食べさせる今の改革を行うフィールドを小学校に移す。そこでも,中学校以上の反発を食らう。「私,ジェイミーの料理,大嫌い,チョコレートケーキが好き。」女の子が泣きながら激しく抗議する。目隠しして食べさせても皆,彼の料理を吐き出す。
 「子供のことなんか,何も分かっていなかった」と嘆くジェイミー。
 それでも,野菜の名前を全く知らない子供達に一つ一つ教えながら,彼らと畑を廻って収穫し,一緒に野外で料理を作り,チャレンジすることで子供達を引き込んでいく。ポテトチップスとチョコを弁当として持ち込んだ女の子が必死に泣いて抵抗するが,「僕と一緒に料理を作ってみて,それで食べられなければ,皆に分からないように食べるという条件を守ってくれるなら食べて良いよ。」と納得させる。
 子供相手,粘り強い穏やかなネゴシエートを続ける。名料理人としての忍耐強さ,誠実さがそのまま子供に何かを伝えていく。
 指導は子供が重傷と感じた各家庭にも及び,メニューと作り方をコーチする。もちろん煙たがれて断れた家庭も続出しただろう。バジルもアボカドも手に取ったことさえないお母さんに買い出しを頼む。一方,学校が終われば,自分のレストランに戻って,寸前の料理変更を行う偏食有名人に悪態をついて,ほとんど家に帰る暇もない日々を送る。
 しかし,変化を最初に実感したのは親たちだった。怒りっぽい子供達に手を焼いていた家庭では,ジェイミーの指導でちゃんとした食事を食べさせるようになって,子供達の性格が激変するのに驚く。穏やかになった子供達に対して,5日間まともな食事を与えたことでもたらされた効果を,半信半疑の両親は元の炭酸ジュースとポトテチップスを与えることでテストを行う。そして,数時間で見事に元の怒りっぽい子供達に戻ることで,彼らは確信する。
 校内暴力や学校崩壊で,機能停止に追い込まれそうになっている学校において,「年がら年中こういう暖めるだけの加工食品には大量の添加物が入っている。これは,劇的に子供の性質を変えると僕は信じていたけれど,本当だということが,あまりにも劇的に証明されてしまった。」とジェイミー。
 イギリスの中流以下の子供達の食生活は,思った以上に破壊されている。ジャンクフードに汚染された親は,まともな食事すら作れなくなっている。日本もそうなりつつあるが,お米の味という素材の味を知るプロセスが存在するだけ,少しましかもしれない。いや,最近は,既製品のベビー・フードであろうか(追記ーあれないと我が家は死んでいた)。
 彼の給食の加工食材供給メーカーであるスカラレット社から抗議が来るが,ジェイミーはここぞとばかり「地域の子供達にあんなものを食べさせていることの社会的責任を考えるべきだ。」と歯に衣着せず,メーカーにもの申す。
 スカラレット社が,彼の給食を視察に来るという。中学校では生徒達がチョイスしないために,彼が作るものがほとんどゴミ箱行きの現状で,ひときわプレッシャーがかかる。
 一方,彼の動きは,タブロイド紙に目を付けられ,ありもしないスキャンダルを書かれて,給食を作るために家を開けっ放しになって不満が爆発の奥さんを追い込み,離婚の危機を予想させる状況が起きる。これに目を付けたパパラッチは更に増え,彼のところに押しかける。
 そして,とうとう生徒達と一緒に給食を作り食べる日が来た。彼に毒舌で最も反発していた給食のおばさん,彼の作った食べ物を吐き出して,最後まで抵抗して彼をほかっておけない気分にさせた低学年の少年。皆,彼と彼の料理の最大の理解者となり,率先して料理の手順を皆に教える。

 子供達が大声で答える。「食べたい! これ!」と。
「サラダ食べたのは,初めてだよ! 5杯も食べたよ」
 中学校と違って97%が彼の料理を受け入れる。
 
 食材供給メーカーに問題があると考えたジェイミーは,「給食にジャンクフードを出さないで欲しい。」とメーカーのトップと直談判を始める。「これだけの塩分と脂肪,添加物が入ったものを供給するのは,地域の給食食材を供給するメーカーとしてあまりにも問題がある。」という彼の主張に対して,メーカーの言い分は,「選ぶのは顧客だ」「ウチの会社は顧客が欲しいと云っているから製造しているだけだ」と抵抗。そして,「安い加工食品をウチが出さなくなったら顧客である学校は給食から手を引いてしまう。そうしたら給食が唯一のまともな食事となっているこの地域の子供達はどうなるのだ」と云われてしまう。問題は,安い給食予算にもあると云うことが分かり,ジェイミーは,予算を動かして貰うべく役所に向かう。
 マスコミからも持ち上げられ,何不自由ないカリスマシェフとして,美しい妻を娶り子供にも恵まれの充実した生活を送っている彼が,子供達のために戦う姿は,真の勇者である。

一方,ジャンクフードを禁止された元の実験地である中学校では,ジェイミーのレシピが続いている。そして,とうとう耐えきれなくなった生徒達が,「ジェイミーは出て行け」というデモを始めていた。番組は,続く・・・・

 日本のTVコンテンツなら,やらせや演出があるだろうと考えるが,メーカーや学校,各家庭の恥をさらけ出して,やらせでは済まない。もしやっていれば,メーカー側や抵抗勢力が反撃の材料に使うだろう。淡々と撮影が進む。日本のバラエティ仕立てのそれのような変な音楽も入らない。流石,英国アカデミー賞最優秀ノンフィクション・シリーズ賞受賞作品。既に初放映から2年近く経過しているが,見たのは今回が初めてである。
 ジャンクフードが麻薬のように精神に影響を与える部分は,それを食べている視聴者に対してどれほど理解してもらえるか,実際本当なのか,この番組では掘り下げることはしない。問題行動児童の原因を食生活に全て求めるのも無理なことは分かっている。自然食をやっている宗教みたいな人たちは,それだけに問題を帰結する原理主義であって,そういうのも困る。でも,私の経験から,この話は信用しても良いと思う。もちろん,量の問題もあるし,お母さんが自分のために食材を調達し,料理を作ってくれる家庭状況に変化に何も感じない子供も少ないだろう。
 止められないという人は,間違いなく既に影響を受けている。DVの彼氏が居る女性,彼の普段口にするもの,残すものを見てごらん。まぁ,十分条件ではないから,あなたの料理で彼が簡単に変わるなんてことは期待してはいけないけれど。ジャンクフード楽しんで,べらぼうな野菜の摂取で毒消しできると信じる感性でも良いと思う(おまじないみたいだけど)。子供は,歯糞菓子,ジャンクフードを含めてお菓子を食べる楽しみがあって良いと思うし,人間,妙な原理主義,完璧主義も鼻につく。私は嫌いである。世間並みだが中庸が一番である。
 中流以下のイギリス人の食べ物へのこだわりのなさは,私も実感したことがある。20年以上前,日本にオーストラリアのカヌーイストがやってきて,地元サーファーが逃げ出すような難所も含めて日本沿岸を全て走破した。そのとき陸上でサポートに廻っていたのがイギリス人女性で,彼が一日,ビッグウェーブと戦って上陸すると,晩ご飯,あんパン一個なんてことがざらにあった。良い人みたいだったが彼女は「だって,これ気に入ったんだもの」と平然と言い放っていた。サンプルは少ないが,その他,いくつかそう思いこむのに影響を与えた事件有り。

 日本では,昔は私のような貧乏人家庭ほど,何も食べるものはないが,自然食材だった。「おらぁ肉なんか食わしてもらったことはねぇ,全部漬け物で大きくなった」と言い切るターミネーターみたいな知人を知っている。彼の実家は漬け物樽がどっと並んでいるだけの巨大な建物があった。なぜ,彼があれだけ心身ともに健全なのか,なんとなく理解できた。もちろん漬物が自然食品でどうたらという以上のものが,彼が口にするものを作る過程で文化として存在していた。

 件の事件メーカーにも真の勇者が居て,元の会社よりもまともなお菓子を提供して立ち直ることを願う。そして,危機に陥っている日本の学校教育,及び食育に対しても,何やったか分からないが,公募議員のネタ作り,票取りで食育だと大騒ぎするようなNHKにパイプのあるお役人の奥様じゃなく,まともに子供育てている人にスポットライトが当たって欲しい。ジェイミーの公私にわたる悪戦苦闘を彼のお方はどう見るだろう。
 ちゃんと子供の食を考えている人は,地域に,必ずとはちゃんと居たりする。

 日本の子供は,コメという食材の味を最初に知って育つので,まだ,守られているのではないかと,密かに思うが,コメの炊き方を両親が知らないという家庭も既に冗談でなく存在する。こういう時勢,件のメーカーが子供に食べさせるものに対してどのくらい社会的な責任を感じていたか,おそらく,高給取りとなった上の方の人たちの中で,それなりの家庭を築いて子供のことを考えれば,認識していないはずがないと思うが。花が好きだったら花屋を続けるには,相当のパワーが必要というのと同じかもしれない。「子供が好きだったら,お菓子メーカーなど出来ない」と言い切る人間があの会社に居ないことを願う。
 ただでさえ,食品会社の業務は人権無視のハードワークだ。多くの社員はこのままでは報われないだろう。同族会社の事なかれ主義,何にも考えずに責任とらない人間が有利になるシステムを廃して,まともな食品会社として再生できる機会と理解して頑張って欲しい。それしか手がないだろう。低価格などお客さんがそう望んだというエクスキューズをする上層部が多いなら,子供が,友達がそう望んだからという言い訳で,何でも許すのかって話である。そういう奴は一番悪い親であり,友達である。何でもお前の望むとおりにしたんだという奴は親として友達として,最後には信用されるわけがない。その程度のへ理屈でしかないこともわからんかと思う。そう,麻薬の売人が使うレトリックと同じである。俺は,あいつらが欲しがるから売っているだけだと。

 環境分野でも子供達が一生懸命やっているからとか,子供達がそう望んでいるからという詭弁で変なものを作ったり持ち込んだりしている大人を沢山見てきた。子供をだしに使う最低の輩だと思っている。あんたが一生懸命勉強して何が正しいか教えないで何やっているのと言いたくなる。見かけのNeeds=正義ではない。
 もとより,どのような小さな街にも県庁所在地に限らず,ホームメイドの美味しいケーキ屋さんが沢山あるご時世。件の店に入ってケーキを買うなどと云うことは,我が家はない。

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ここのケーキなど,アートである。この街に住んでこのケーキ屋を知らないだけで損をする,と思えるような店である。少なくとも,自分の情報ソースの中では,どの都市にも類似品を見つけたことがない。この店のケーキを理解できない業者がコストが安いケーキ食材を売り込みに来るが,ほとんどコスト度外視としか思えない作り方をしている。夫君は,南九州でも著名な木工などで知られるアーティストである。私の友人は,これを人に食べさせようと買ってきて,味見していたら全部食べてしまってもう一度買いに行ったという。北海道に転勤した人から注文が来るミシシッピ・マッド・ケーキ。尋常でないバナナを使ったバナナケーキ。その他詳細は別の機会に。

 だが,件の老舗製菓メーカーを単純に攻撃する,そういう考え方は,工場や会社で働く多くの市井の人に過ぎない人達やその家族のことを考えると,良くないと思っている。
 人のために戦える勇者を見つけ,支援して再生して欲しい。痩せても枯れてもまともな日本企業なら,人材はいるだろうし,そのくらいの力はあるだろう。
 自分のことは誰でも,最後は,まぁいいかぁとなる。人のために戦うことができる勇者は,妥協がない。
 トップの画は,義理母が持ってきてくれた,各家庭ので無農薬で作っている分とオーガニック店舗からワイフが入れた分。値段は分母が0なので比較できない。
 ワイフがポトフにして食べさせてくれた。ジャガイモは,アントシアニンを含むワイルドタイプのジャガイモとの交雑品種として紫芋(サツマイモ)との遺伝子操作による北海道の試験場で今年作られたものが既に流布しているのかと思ったが,皮だけが紫色,こういう品種らしい。中身は,普通のジャガイモ,味も良かった。こういうものが口にはいることを感謝する。

 ノロ・ウイルスで,ゲロ吐きながら,考えた話。ああ,これ書かない方が良いか。

追記ーブックマークで上げた機会に読み直してみました。稚拙なエントリだと思う。特に食い物とヒトの性質の問題は書きすぎで,その恥のまま残してあります。ノロの熱で浮かされてたなんて言い訳もする気はありません。粗暴性格とジャンクフードは無関係のはずで,これには科学的根拠はないし,たとえ寄与することがあっても寄与率100%ということはないはずです。
 ただ特定の食事スタイルを得るための複合要因的な部分では影響があるようにみえる子供もいるかもしれないとは思います。食べ物そのものに原因があるというのは,検出は難しいでしょう。食は相互に生活スタイルには影響しあうし,生活するニッチェも変わるでしょう。この部分は,筆が滑りました。
 ジェイミーの話で感じたことは,普段簡単な食事しか作らないお母さんが家でジェイミーのいいとおりのメニューを「自分のために」作ってくれて,お父さんもその状況を興味深く眺めて,そしてみんなで食事をした。その事実が子供の行動に影響しないはずもないということです。

 今では食育というものへの胡散臭さが強くなったりしています。ロハスという言葉が出回ったあたりから,食はファッションやひとつのビジネスモデル,政治と絡んでしまい,もっと素朴な子供に食べさせる食べ物への問いかけであったはずの話は,妙に捩れてしまいました。既に卑語に近い部分もあってろくに料理すらできない人間でも,「食育臭」と書けば見事に一生懸命,人のために食事を作っている人間ごと価値下げできます。

 DV彼氏の食生活云々については,ネタと考えてのことではなく,食い物のせいにするなら,誰も傷つかないので,それならそれでいいとか思ったわけではありません。少なくともDV彼氏の生活習慣を改めて冷静に見るという行為にはなるでしょうぐらいかな。おそらくその食材で日々を過ごすということのライフスタイルや動き回るニッチェが特定されてくるということかなと思います。複合的に影響があったとしても,いずれにせよ100%の寄与率はありえませんので文中は暴走気味。追記とともに反省。過去2回のDV男性からの「足抜け」を手伝った経験から,足抜けのために相手を冷静に見直すための「方便」を書いてしまったことは否めません。論考としては,失策でしたね。

 子供の口に入れるものを選ぶ場合,よりコストやリスクを掛けず確立的に安全だと判断できる方法をとることは,突き詰めれば,おまじないや原理主義的な宗教みたいになる。それが,正しいと信じるというよりは,ひとつのリスク回避的なスタイルとして,子を持つ身としては笑えなくなる場面も多々あります。

 わが夫婦はファンですがサイバラ反食育論争もありました。適度なバランス感覚を持つのはなかなか難しいのですが,本人が美味しいと思うものを調理して人に食べてさせているのならいいのではと。とりあえず,少しでも安全で,旨い食い物作って人に食べさせる努力をしている人を尊敬しますし,それすらできなくても食語りしてはいかんというわけでもなし。ただし,畳水練臭があってもそれはしょうがない。

追記2ー遺伝子操作作物については,生態屋として,その交雑等による種間クロスして飛んでいく遺伝子汚染回避措置,生産環境とグローバル展開している関連企業体についての危惧を持っているということで,技術への病的な忌避感はありませんので念のため。
 実際に,「シャドークイーン」は平成18年度に農林登録された,既存の紫肉品種の3倍程度のアントシアニン色素を含有する紫皮紫肉のじゃがいもは流通していますね。

追記3-西原さんの物議をかもし出した発言へのブログの反応やこのスクールディナーのニコ動にアップされてる動画などをまとめて食育のエントリーをあげられているch1248さんのエントリ
 何よりもこのプログラムの本体を見て確認できるし,現在の食育関連の取り扱いの捩れなどよく分かる論考です。ご参考までに。まぁ,でも,日本語版もでおりますし、DVDレンタルするかBoxを買うべきかと思います。

追記4-このエントリは,ちょうど不二家の事件が起きたときに,熱に浮かされながら書きました。
怒りと熱のある時の勢いと暴走は織り込み済み。まぁ,それで,実際の乱闘なども不思議なことに普段より技があっさり発動したり手加減が無かったりで,よく後悔したりするわけです。人様に読んでもらうエントリとしては稚拙だなと反省しました。
Commented by kyoko_fiddler at 2007-01-16 12:31
ゲロゲロ言っていても、これだけ書く体力があるって、やっぱり日ごろちゃんとしたものを口に入れているからですよ(^^;
Commented by complex_cat at 2007-01-16 12:59
まぁ,私の場合は,体力は戻っているのですが,今職場に出て行くと,どっかのラグビー部みたいなことになる可能性があって,そうなると週末の,「全員集合,トランプ作戦」が出来なくなるのです。
Commented by kana3160 at 2007-01-16 16:08
ちょっと・・・時間がなくなっちゃった。あとで、ゆっくり読む!
ジェイミー・オリバー大好きで、もう何年も前のものになるけど、本を持っています。
まだ彼も若い。。。きちんと食を考える事って、とっても大事だもんね。
やっぱり、まだまだやるべき事・・・やれる事・・・あるなぁ~。よし、がんばろ。
Commented by uwomaru at 2007-01-16 16:44
アートなケーキ屋さんを知らず、損をしている者です(T_T)
…できれば教えていただけないでしょうか。どこですかー?!
お返しに鳥唐揚の美味しい中華料理店を教えて差し上げます。
時期的にどうか、とか体調崩しているときにまた食い物の話を…という向きもあるかとは思いますが。。 どうか、お大事に。
Commented by koji at 2007-01-16 19:15 x
ゆっくり休養できたようで、とても良い内容で感動しました。
貧乏なのでWOWOWは見れませんでしたが、スーパーサイズミーを思い出しました。
こちらでは、無農薬や自然食品が高いの手がでませんが、カミサンや僕が台所に立つ時間を大切にしたいと思います。
そういえば、ワイフのミートパイおいしかったので、たまにうちのカミサンも真似して作ります。
それでは、お大事に
Commented by nekologysince2004 at 2007-01-16 21:03
興味深い話です。「ジェイミーオリバーの給食革命」観てみたいと思いました。私たちが子供の頃の給食には、もう既にジャンクフードといわれる食品が、じわりじわりと加わってきていました。主に揚げ物系ですね。
うちにはWOWOWないけれど、機会があったら観てみます。
やはり食事は毎日のことですから、健康のためにも気をつかいたいものです。
Commented by complex_cat at 2007-01-16 22:04
kanaさん,文字通り実戦派の方に書き込んでいただいて嬉しいです。
ジェイミー・オリバー大好きというのを初めて伺いましたが,Kanaさんの料理は,なんかあるなぁといつも思っておりました。
有り難う。
Commented by complex_cat at 2007-01-16 22:13
uwomaruさん,別便で宝島の地図を送りました。
Commented by complex_cat at 2007-01-16 22:26
kojiへ,一緒に食ったものは,忘れていない。自分は,友人たちに育てられた少年だったと思う。
 感動してもらえたか。そういわれると,あまり変なことは書いていないのかと少し安心する。貴君に教わったことは,私を少しまともな人間にしたようだ。
 この事件,最後は,関係者全員が笑って終らせられるといい。そう願っている。
Commented by complex_cat at 2007-01-16 22:30
nekologysince2004さん,魚肉ソーセージやその他,貧しいフェイクの食材が私たちの腹を満たしました。それはそれで仕方なかったかとも思いますが,豊かな国と云うのはどういうことなのか,未だにさっぱり分からなくなる国です。英国は没落しても,何かこういう部分,日本には真似できないものを感じてしまいます。
 上の書き込みで出た,「スーパーサイズミー」,レンタルで借りられるかもしれません。そっちの話も忘れておりました。
Commented by complex_cat at 2007-01-16 22:50
リージョン2で,イギリス版ですが,Amazonでも購入できます。
ライフログ左端の下の方に載っけました。クリックしてみてください。
Commented by beatlose_z at 2007-01-17 03:13
イギリスの給食事情って結構危ないのですね。
ヨーロッパってエコやら何やらで厳しいと思い込んでいたのですが、食に関しては違っているようで・・・
園で出る手作りの給食のありがたみを感じます。
Commented by martini_glass at 2007-01-17 03:37
うわ~体調崩していても、このあふれる思いは熱いですね。このお話に似たようなお話で、イギリスのある小学校では学校給食にフライドポテトなどの油の多い物を減らし、野菜を多く取り入れたバランスのいい給食に変えようとする動きがあるとTVで見ました。子供達は美味しいという子、ハンバーガーが食べたいという子で賛否両論。一方親達は学校の柵の隙間から「子供が食べたいという物を与えたい」と道端のバーガー屋から買った物を子供に与えている姿に驚きました。物のある豊かさ以前に食生活は親から子供に受け継がれていく大切な人間形成の一つだと思うのですが。ショックな光景でした。アメリカでも義務教育機関では今回チョコレートミルクの販売が禁止になりました。今では水かスキムミルクだけ。肥満対策です。
Commented by enu_blog at 2007-01-17 05:10
凄い話ですね。とても読み応えがありました。
食だけで全てが解決するとは思いませんが、もっと大事に考えていかないといけないと思いました。
Commented by complex_cat at 2007-01-17 11:08
beatlose_zさん,イギリスの階級社会の悲惨さを思い知りました。日本もそうなりつつありますし,このままでは,大部分がその中流以下に再編入されていくでしょう。それから予測されることは,社会不安,犯罪多発社会への転落です。戦中,戦後の,何も食べるものがなかった時代とは違う意味の,子供への脅威が迫っているような嫌な感じがあります。
Commented by complex_cat at 2007-01-17 11:22
martini_glassさん,このソフトは,2年以上前に出ているので,ジェイミー・オリバー好きのグルメ関係のブログでも取り上げられております。海外在住者の方が多く,こういったイギリスの実態を第三諸国並みと書いている表現もありました。多くが社会的な考察,対岸の火事で日本の状況認識に対する危機感に欠けていて,かなりいらついたことも書いた理由です。日本は既に先進国では貧困層を抱えるという意味でかなり,社会的なリスクのランクが高いと思います。
 ハンバーガー・メーカーは,麻薬の売人という強力なアナロジーが映画「スーパーサイズ・ミー」の主旨ですが,運動したり自分を管理,選択できる大人までそう言い出すのもどうかと思います。
ただ,平和で安全な社会形成のため,子供は,過剰なジャンクフードの摂取から守られるべきかと思います。日本でも25年以上前のバンダリズム(校内暴力)の芽は,食にかなり要因があるのではないかと,現場教師の多くが感じていました。
 アメリカの状況分析有り難うございます。親ならやっちゃうところがあるので,責められないのです。親が自覚する必要がありますが,経験から云うとそいつが難しい(笑)。
Commented by complex_cat at 2007-01-17 11:27
enu_blogさん,ありがとうございます。
ワイフと自然食を使うようになって,原理主義みたいな人たち,沢山見てきたので,そういうのも,勘弁してぇ思っております。有機無農薬食材で育った子供同士の縁組みとか,本気で言い出す人がいるのですよ,ホント。あかんわぁと思いました。
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by complex_cat | 2007-01-16 09:50 | Oracle of Cat King | Trackback | Comments(17)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


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