Curtagon 35mm with Kiss D N part2

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良い時期だがどこにも行けず。レポート書きの合間に,息抜きに庭でチコと遊ぶ程度。最短撮影距離は遠く,腕いっぱい伸ばして。キスデジNの画角だと35mmで56mm。体の正中線方向とはずれた方向でノーファインダーで撮る場合,目論見がずいぶんずれたりしてます。しかし,トリミングされるので当たり前とはいえ,周辺部まで画質は良いです。
Canon EOS Kiss D N, Schneider-Kreuznach Curtagon 1:2.8/35mm

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先日撮影した鰹菜は収穫しました。私だったら全部料理に使っていましたが,有機無農薬野菜を丁寧に扱ってきたワイフが,ほら,と指摘。
 おお,こいつにもハモグリバエが入るんだ。
Canon EOS Kiss Digital N, Schneider-Kreuznach Curtagon 1:2.8/35mm + Pentax Auto 110用クローズアップレンズ
 Curtagon 35mmの口径が小さすぎて,いつも使うRaynoxのマクロコンバージョンレンズが填らず,代わりに持ってきたのがAuto 110用虫眼鏡レンズ。天の邪鬼のなせる技。

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これにてRetina用シュナイダー様のレンズ・シリーズはひとまずお休み。
 こういう忙しい状況で,犬と猫の保護に関するNGOの友人から依頼されていた原稿の締め切りが迫って,アイデア出ず。結構悩みました。
 そういった会誌への文章は,書くのは嫌いじゃないので気楽に引き受けたのですが,500字という文字制限以内に納めるのが,これまた冗長な文章になってしまう私にはかなりの努力が必要。ここに書いてきたことの切り口を変えればと思ってタカをくくっていましたが,キーボード叩けず。ようやくやや文字数をオーバーで,メールでお送りしました。本業の分野の原稿書くときよりも悩みました。
 ブログを拝見していると短い文章ですぱっと切って落とす,情報も正確で,意見も整理されている,そういった文才のほとばしるアーティクルを拝見すると,良いなぁと憧れるのです。しかし,私の場合,残渣のようなテキストを捨てられずに,まぁ最後は覚え書きだからということでこれでいいやと,終わるのです。




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アーティクルを分けるつもりで,うっかり一緒にしてしまい失礼いたします。moreと前半では,どう考えてもこじつけられません。
 画像は,長男が通う小さな空手道場です。今時のリスキーな人たちに対応できるノウハウが身に付くかどうかは全く別問題です。
Canon EOS Kiss Digital N, Schneider-Kreuznach Curtagon 1:2.8/35mm

刑法三十九条に関わる話は,40年以上も前から問題視される一方で強力にタブー視されているのか,それとも,専門家から見ると大いなる勘違いを助長するから押さえられてきたのか,私には分からないところがありますが,ともあれ,弁護士の作戦の中に,この心神耗弱を主張するという戦略があるようです。最悪時間稼ぎして,その間に被告に有利な材料や突破口を探すと云うことなのでしょうか。弁護士の仕事は,方が適正に行われているかということを監視する目的としているなら,それで全くかまわないのですが,こじつけたりするような行為があれば,それはまずいとは思います。

「怪奇大作戦」復刻LDでもこれをテーマとした24話「狂鬼人間」は回収され,永久に葬られてました。愛する人を殺されたけれど心神耗弱で犯人は無罪となったことに怒りを感じた女性が意図的に心神耗弱を作り出せる機械を使って様々な人に復讐を遂げさせるという話です。
 驚くべきことにYouTubeで見ることができるのに少し前に気がつきました。物議を醸し出したため永久欠番となったウルトラセブンの第12話もYouTubeでは著作権違反ながら見られるので,ひょっとしたらと思いました。
 内容は,昭和40年代,お世辞にも大人の鑑賞に堪えうるSFドラマとは言い難く,昔の円谷作品マニアのものですが,微妙な問題を描きながら,夢想されたことはよく分かる話です。
 諸外国と違い,ずっと,タブー視されていると云うことの意味がなんなのか,法律音痴の私には分かりませんが,有責性を前提にしたEU諸外国の法律を考えると,日本では裁判の実務の流れが,そのレベルにあるというだけで,刑法三十九条を問題視すること自体が混乱を招くという考え方もあるのを知りました。難しい。

 家族を襲ってくる人間が居たら,そいつが心神耗弱であろうと無かろうと全力で戦うのみです。守れなかった場合,後でそいつが死刑になろうが,どうしようもありません。自分の性格だと,後先考えずに仇討ちに飛び出そうですが,奪われた命は帰ってきません。そういう意味では,私は人を殺した人を国家が殺すという死刑に意味を見出せないので,積極的な賛成派にはなれない。ただ,そういった犯人が,累犯を重ねると云うことになるならば,徹底した拘束や管理がなされない今の状況は,法的に不整備なのかないうことかと思います。
追記-1
 こう書くとミーガン法とかの絡みもでてきちゃうんですよね。昨今の状況を考えなくても,論議し尽くさずなんとなく決まっていく流れを感じる日本においては,その方がむしろ恐ろしさを感じます。

 異常性は,日常の舞台でいきなり牙をむけるというところがミソで,そこは武術的な精神制御の理想に近いものがあります。「仏に遇えば仏を切り,神に遇えば神を切る」ということで,殺人の抑制が外れた人間相手には,仕掛けられるタイミングも含めて少々の心得があっても護身は簡単ではないと云うことは肝に銘じておかねば成りません。
 暴力事故防止ケア―患者・看護者の安全を守るために
鈴木 啓子 / / 精神看護出版
ISBN : 4902099810
 精神看護が必要な相手に対する一種の護身術,保定術についてのマニュアルです。以前精神科医の先生の書かれているブログで紹介されていたので購入して,何を護身術のベースとして使っているか見たら,やはり合気道でした。日本少林寺拳法≒八光流古武術は,比較的修得が短時間で容易でありながら,逆手技をかけるので,上級者でないと相手の間接を破壊する可能性があり(もちろん制御できる方は普通においでです),これは治療の場における初心者が倣うべき武技には向かないと思うので,多分そうだろうと思いましたが案の定でした。合気道の母胎である大東流合気柔術は,本来はもの凄く剛猛な武技であり,自分は被爆せずに相手を黙々と屠るということについては見事に集約させられていますが,一般には当て身技を外して崩しだけにしているところで誤解を招く場合が多いです。使えるようにするには,ある意味特殊な変換作業が必要でそのままでは使えません。一度,たけし軍団が合気道の実習をやるというTVコーナーで,現東国原知事が半ば本気で女性修行者を襲っておりましたが,そうなるとあの体系では,かなり危ういもので,最後は師範が彼女に取って代わって,ぽんぽんと頭を叩いて要するに当て身技で戦意を削いでおりました。道場の約束組み手的な襲い方では,使えるかどうか本人も勘違いするので危ないので,良い修行になったかと思います。でも,アメリカのレイプ被害者支援NGOのプログラムのように本気で襲ってくる男性を撃退するプログラムも見た感じ,やはりちゃんと役に立つんかな?と疑問を持った覚えがあります。もちろん乗り越えることで本人の心のケアとしては有効かもしれないのですが,実戦は突発的,流動的で,何が起きるか分かりません。襲う側の論理として相手が最も困る状況,タイミングで仕掛けられるはずです。シリアルキラーを犯す人などの場合では,タイミングに関して躊躇がないというのがやっかいなところです。護身術など信じないで,交番に駆け込めと書いた武術本がありましたが,それが出来ないからこその護身術への希望ではあります。
 件の女性修行者の話で言えば,使えば当時のそのまんま東氏に怪我を負わせると感じた部分でも動けなかったのではないかと思います。実戦で思いっきり使っても大丈夫だと思えないと使えませんので,そういう意味でも稽古のやり方は重要だと思います。
 だから,相手を怪我させることなく制するという開祖の考え方は,人の国にあっては終局的には正しいのだと思います。他の武術本同様,多くの方が,この本を読むだけでちゃんと対処できるものとは思えませんが,それなりに工夫して対応する限界を感じた結果,武術の講師を招くなどの話に発展すれば,有益な本かもしれません。
 中国武術の擒拿術,捕縛術も,古式の空手同様,各門派の体系の中に組み入れられています。一般にナイフなどを持った暴漢相手ではつかみかかると危険という考え方があってその通りなのですが,これは実は当たり前ですが,一方でニューヨークの治安回復に一役買ったNPOガーディアン・エンジェルが実戦では柔道が役に立つと言っています。実際は,武器への対処ノウハウは必要なものの,つかみ合いから相手を制御する戦闘体系がないと,相手が凶刃を持つような実戦ではとても危険なのです。鬼のようにナイフで突いてくるのに合わせてカウンターがとれるというのは,よほどの勝負度胸がないと少々打突系格闘技を囓っていても無理です。もの投げて様子を見ろと書いてあったりしますが,距離が0でいきなり始まる場合もあります。一点体が接触するか,その前の段階から相手が攻撃できなくなる状態に持っていくための崩しが必要です。剣道のような高次のレベルではない,ただのチャンバラのような棒を持ったたたき合いや銃の撃ち合いには,この崩しが存在しません。中国武術においてやがては発勁よりも化勁に重きを置くのは,合気道の目指した境地と同じです。それに,相手が心神耗弱であっても怪我をさせれば,面倒なのはやはりこちらなのですから。この化勁をきちんと教えてもらえる体系は,ほとんど公にされていません。私の場合,崩したり叩いたりして見せた後,ガチに固定した腕相撲などでは,驚くほど力がないので良く人に驚かれます。そのレベルで,ちゃんと使える人はいるのですが,井桁ではなく,蝶番モデルに封じ込まれて勝負しなければいけない場合,応用が利かない私にはどうして良いのか分からないのです。
 ともあれ,異常を素早く察知して的確に反応できるか,そこから離れるか,あるいは有利な位置に移動するということが実際の日々の生活における護身術では一番重要なことかなと思います。自分が,その部分,ずーっと鈍ってきているのを自覚する日々です。
 件の事件のように,親の観察が及ばないことが前提の学校や塾などでの子供への加害は,通り魔による街角での事件よりも責任の所在を深く求める必要がありますし,心神耗弱であろうが無かろうが,許されるものではないと思います。ここで心神猛弱という言葉が出てくることに,ある意味弁護士という仕事の大変さを感じますが,専門分野の方はどうお考えになるのか,私には分かりかねます。ある意味そこが焦点になってしまったことで,社会問題として見えなくなるものは多いと思います。

 とりあえず,今の平和な風景が守られればと手裏剣ぐらい平気で打つかもしれませんが,そういうのは,変なものを呼び込むので師には止められております。でもね,いざとなれば,打ちます。それが,ささやかな覚悟。ただ,それは,一方では一生使わないようにするというのが,武の本懐だと思います。ややこしいけどそうなるのかなと。
Commented by Lilywhites at 2007-03-04 21:06
一枚目のこの描写は凄いな~♪ D35かと思っちゃいました!
怪奇大作戦、何となくしか知らない世代なのですが、YouTubeは凄いですね♪ 真面目な話ですが、私も何か護身術やっておけばよかったかなと思います。
Commented by dojou7 at 2007-03-05 01:19 x
more読ませていただきました。私は高校生まで剣道をやっておりましたが、数十年たった現在かなり衰えていると感じてます。異常な気を感じる能力も衰えていると思います。しかし、至近距離からの突発的な突きはかわせないでしょうね、おっしゃるように異常な気を避ける能力を養わないと....。
Commented by kyoko_fiddler at 2007-03-05 14:30
ああ、これはハモグリバエと言うんですか。
ほうれん草買って、どの葉にもびっしりいて どうみてもこれはムシだ と気がついて、食べられなかったことがあります。

異常な気なんて 多分私はぜんぜんわかんないで日々街を歩いているんだろうなぁ…。
Commented by nezumineko at 2007-03-05 20:16 x
猫写真、自分でもよく撮ったりもするし、いろいろな方の写真も拝見いたしてますが、1枚目の切り方は凄く新鮮!!

うちのクルタゴンはイオスに填めるとエラーになってしまいます。。
Commented by complex_cat at 2007-03-05 23:16
Lilywhitesさん,有り難うございます。今回のシリーズでは28mmよりも35mmの方で頑張ってみました。このレンズの方が,ある意味現代的な画が撮れて凄いかもしれません。
Commented by complex_cat at 2007-03-05 23:19
dojou7さん,剣道されておられた方は素直に尊敬します。他の葡萄と違って8段のじっさまに4段の若い猛者が全く歯が立たないと云うことがありえます。精緻で武術的な世界です。
 異常な気,一度だけ感じて難を逃れました。やはり稽古していないとダメですね。
Commented by complex_cat at 2007-03-05 23:20
kyoko_fiddlerさん,私が料理番なら,多分全部口の中です。
変なものを呼び込まないように,どうか十分注意されてください。
Commented by complex_cat at 2007-03-05 23:21
nezuminekoさん,嬉しいです。チコは私の膝に寄り添っています。
こうやらないと撮れなかったのですが軸線がずれた結果です。
Commented by kyoko_fiddler at 2007-03-06 00:23
私が判って避けることができるのは 電車に乗るときに、「ああ、このヒト やるな」 と気配で痴漢を見分けて避けることぐらいです。不思議と見誤ったことがありません。 たまーに 道の向こうから歩いてくるヒトが、男女問わずすごーいこわーい気配を立ち上らせてることがあります。そういう場合もきびすを返すか大回りして避けるかしますが、これは当たっているのかどうかわかりません。
ただ、私はまったく心得がないので、ぞわっとして離れるといってもその際に「ヘンなもの」を挑発、誘発するような気は発していないでしょうが、なまじ心得のある方は、瞬時にして相手のアンテナにびびっと触れる「気」を発していそうに思います。
まぁ、私は多分今まで 非常にラッキーなことに、ホントに危ない輩の隣で座っていても、すれ違っても なーんも気付かずにやりすごし、危ないヒトも、たまたま私に対しての攻撃にスイッチが入らなかっただけだろうと思います。
…本、買ってみようっと。
Commented by complex_cat at 2007-03-06 08:03
kyoko_fiddlerさん,結構敏感なのでは。痴漢を見分けて避けて,その結果が正解だったと分かるというのは,離れてみていたらやっぱりやっていたということでしょうか。
 私も青年期,性的なハラスメント対象に選ばれたことが3回ありましたが(多いですかね。2回は考えるまで忘れてました),何とか難を逃れました。というか,無防備の状態から怒りもろとも蹴りを急所に入れるのが順に上手くなりました。彼らは,やはり悪戯なんでしょうね。いきなり私のマックスの殺気をぶつけられるという反撃に,全く対応できませんでした。皆,大声で悲鳴を上げるのです。そうそう,あれでスイッチの入れ方が分かるようになりました。初対面で私が躊躇なく後ろ回し蹴りを仕掛けた師は,そういうのは才能だと,その部分だけは褒めて下さいました。下手すると,殺されますけど。
 私の知っている格闘技3人集は,趣味で絶対に,誰も手を出さないってという見かけで「俺を襲え,襲ってくれ〜」ビームを発しながら歓楽街をうろうろしていましたが,そのような分かりやすい餌には,誰も引っかかりませんでした。襲う方も馬鹿じゃないということがよく分かりました(笑)。
Commented by kyoko_fiddler at 2007-03-07 22:43
>痴漢を見分けて避けて,その結果が正解だったと分かるというのは,離れてみていたらやっぱりやっていたということでしょうか。

はい、そのとおりですー(^^;

そう言うときには、犠牲者を見捨てるのも忍びないので、じいいいいいいいいいっと穴のあくほどその人を見つめます。大抵は気がついて手を引っ込めて次の駅で降りてゆきます。(隣の車両へ行くだけなんだけど)たまーにガンとばし返されることもあるんですけど、それでも怯まずじいいいいいっと、見つめつづけ(まるで痴漢さんがそこにいないかのように視線を受け止めずに見つめつづけるわけです)ていると、気味が悪いらしくやっぱりやめます。
だけど、最近はラッシュに乗らないし、そういう人も見つかったら人生終わりになっちゃいますから、もうかなり少ないのでは。
Commented by complex_cat at 2007-03-09 19:43
kyoko_fiddlerさん、お答えいただいて恐縮です。
さっきを外しながら、相手の居心地を悪くするという高等技術ですね。最近のなにかの雑誌で見ましたが、アンケート結果では、女性の痴漢被害に関して、驚くべき高い数字を示していました。そういう輩は、そういった考え方をしないのでしょうね。
 状況は変わっていないと思います。
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by complex_cat | 2007-03-04 15:24 | My Tool | Trackback | Comments(12)

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