風吹く
2007年 03月 11日
下二人は咳が酷かったので,ワイフから外出禁止令が出ていたのですが,大人しく留守番していてくれて助かりました。
事前にGoogle Earthに情報を載っけて,ウォッチングサイトのやりとりをしたところ,Y先生が的確に情報を吟味されて動いてくださった御陰で,私が動けなかった前半は,安楽椅子エコツアーツーリストをやらせていただきました。
Y先生には家族にお土産まで頂いて,その他いろいろ,逆に気を遣わせてしまいました。ははは。
さてめちゃくちゃ風が強く河口も白波が立ちそうな勢いだったため,二カ所予測したクロツラヘラサギの群れの地点がことごとくダメになっておりました。
鳥音痴の私だと,全くアイデアが出ないところ,偶然にもバード・リサーチャーのM嬢に偶然遇うことが出来て,「クロツラならさっき変なところに固まっているの群れを偶然見つけたのが,多分そうだと思います」という話。やったぁ。コメ蒸してどうしようかとうろうろしていたら餅屋に出会えた気分。
哺乳類の特定の種ならともかく,やはり,安楽椅子バードウォッチャーは,私には無理だな。
Canon EOS Kiss Digiatl X, Minolta Rokkor 1:8/800
貴方が,いつも会社と家と時々立ち寄るコンビニエンスストアによる状況を宇宙人が観察していて,このサンプルを生かすには,カイシャという生息環境とイエという生息環境とコンビニという生息環境だけあれば,こいつは生きていけるのだろうと勝手に理解して,超科学兵器で切り取って,貴方と一緒に巨大母船に持っていったとしたら,貴方はそれで生きていけるかと云うことです。
イエやカイシャへの資源やエネルギーの流れも無視してますから,誰でも馬鹿みたいだと笑われるでしょう。でもね,生息地保護の話を見ると,そんな発想をしているとしか思えない話が多いのですよ。まぁ,法的な作業の限界ではありますけど。
生物資源管理論―生物経済モデルと漁業管理“Bioeconomic Modeling and Fisheries Management”
Colin W. Clark / / 恒星社厚生閣
ISBN : 4769906188
この本は不確実性の高い水産資源の管理方法論を展開した名著というか教科書で,資源管理を学ぶ学生が手に取らないことはない名著。自分は水産資源管理とは世界が遠く,まともに勉強したことがなかったのですが,Bioeconomic Modelingは,力業でも使わないと,いろいろ不具合があるので,原著は先輩の書棚にあるのをコピーした奴がとうの昔,どこかに行ったのを思い出して,泥縄で手に入れました。が,ああサインしてもらうの忘れました。そうか,あのコリン・クラーク博士だったか。遅いよ,私。気づけ。
故人でColin Grant Clarkという有名な経済学者がおられますが,その分野の星の下にあるような名前なのか。
世の中,奇特な人も多く,「今西進化論」に感動してこれを経営の基本哲学にしているなどとおっしゃる方などおいでですが,そんなトンでも本には,何ら価値はないので,生態学分野で何らかの経済活動に大きな啓示を与える哲学ということかなら,こういう本を読んでね,と思ったりします。余計なお世話ですが。
私の,現在の投稿論文のアイデアを,丁寧に聞いてくださいました。
で,長男の後ろの方がそうです。長男と交互に一緒に全員写真も撮りましたが,そっちは使うわけに行かないので,これくらいに。
今朝眠る前に打ち出したツルのポストカードと私の著作などをプレゼントしたのですが,うっかりチコベェカレンダーをお渡しするのを忘れたのが,またも失敗。
c_Cさんとこ,猫何匹飼ってるの?とY先生が尋ねるので,とりあえず4匹と暮らしていますとお答えしたら,いいなー,ウチは僕と娘達は猫,欲しいのだけれどカミさんが反対してと仰ったので,Y先生のところにも,後で伝導活動用の分を送っておこう。
保護管理分野では自分がその時目にした空間だけを彼らが必要にして十分な環境だと勘違いした野生動物への不理解が結構あるのです。ここで,書くわけにはいきませんが,最近もそれに近い話を聞きました。偉そうに何年も関わっていてもその動物をちゃんと見ていない人のなんと多いことよ。見てれば疑問が湧き,諦めて基礎から勉強せんと無理だと悟るなんてことは容易に想像できるのですが。
こういうところが,生き物に関わっていて楽しいというのが基本的にわかんないのだろうなあと思ったり。
ああ,いかん,また話が逸れた。
クロツラヘラサギですが,世界中で1,000羽程度しかいないという話が大抵書いてありますが,これはかなり古い情報というか伝説のコピペです。現在は,5,6倍の値は確認されているはずです。まぁ,確かにスーパーRDBの絶滅危惧IA類であることは確かですから,20羽前後もまとまって居るのは,驚嘆に値するのは確かです。この鳥だけではなく,自然環境的にかなり面白いところで,保護的にはかなり危ういなぁと思っていたところ,ようやくここの地域は天然記念物指定になります。 しかし,この緊急避難的なこの場所はその地域の網から外れていると思われます。よほど変な天候の時にチャックしないと分からない利用場所で,そういう意味で今日はラッキーでした。もちろん地元のバードウォッチャーは知っておられたと思いますが,そういうのは有機的な情報として解釈されて低減されないと,行政の事務の流れの中では,盲点になってしまいます。
生息地保護のための開発行為を止める方法として,残念ながらと申し上げますが,文化財保護法しか,現在のところ,有効に保護に機能するための法律はありません。種の保存法というのがありますが,行政官も含めた一般への保護意識の浸透ということになると,やはり,最後はこれ。伝家の宝刀のようなモノを保護するに向くこの法律が,案外伝家の宝刀になります。
でも,宝物や建物の保護と違うので,私は余り法的な保護措置とは思っておりません。まぁ,現在の生物系の担当官が本当の生物の専門家だから,しばらくはいいやと思ってますけど。そういう問題か? いやそういう問題なんです。
いやもちろん,これだとわかんないけど,その世界では,グレック・レイク並のカリスマであると云うところでの共通した後光を感じます。何となく似ておられるというのは気のせいか。いや,気のせいだな。プログレッシブ・ロックの金字塔的「展覧会の絵」,その10'32"-14'33"までのレイクのクラシックギタリストとしての確たるテクニックに裏打ちされた,あの部分。ギター小僧だったときは,友人と二人で必死でコピーしたものです。後半が私の責任部分です。映像すらないし,今は良いなぁ。部分的にでもTAB拾えるよ。このオリジナル動画ちゃんと手に入れなきゃ。ダメだよ,こんなモン見れちゃぁ,と初めて思いました。
弾けるようになったとき,自分自身の楽器から溢れるその旋律の美しさにに再び感動したのを覚えております。もう,指動かんな。いやELPの話はいいや。
帰りは,長男と二人で,ケロロ軍曹シリーズ,iPodに入れた20曲あまり,熱唱して返ってきました。もちろん家に帰り着くまで,ハッピーな時間を過ごせて,二人ともギンギンで帰り着いたのでした。
明日から,後,レポート3つ。あ,でもフィールド1つ入っちゃったな。
支離滅裂にて。