我,偕老同穴す
2007年 08月 07日

Fujifilm Finepix F31fd
また子猫でも迷い込んだかと思って,勝手口を開けて暗闇を眺めたら,チコが何かを探すように四肢を縮めて草の中に顔を突っ込みながらうろうろしていました。さては,捕まえようとした獲物に逃げられたか。私が起きているのに気がついて,思わず親に甘える声が出たようです。
朝,戻ってきたら,狩りの疲れか,ぴくりとも動かず,いつもの偕老同穴のポーズ。どうやら前回撮影時(「豪雨の日は偕老同穴」)も夏だったので,この時期限定のポーズかな。多分ベランダからの風が抜けやすく,四方を籐と木板に囲まれているので,安心且つ,ひんやりして気持ちが良いのでしょう。後ろ足ぺったり着けてますね。

Fujifilm Finepix F31fd
F11では,こうやってストロボ炊くと,かつての初代IXYD400などから考えると信じられないことに全部露光オーバーでストロボ制御の後進性に涙したものです。それなりの光があってアベイラブルで撮れば,デジイチのサブにも使えようというこのモデルで,ようやく普通のレベルになりました。画作りにおいて,相当暗くてもストロボは炊かない方がよい場合が圧倒的に多いのですが,炊いてみたくなるときもあるのです。特に,三脚などを立てる暇もなく,暗い林床で,作品ではなく生育植物の記録写真が欲しいときなどです。
xDカードはあまり使いたくないのですが,今回は安定しておりましたし,O社のようにマクロ撮影に極限接写が出来れば,私の使い方ではパーフェクトなコンデジ・モデルです。このFinepix F31fdの圧倒的な性能について最新の1.2Gモデルとの興味深い考察と比較において,明確な比較結果がここにあります。
商売として日本以上に重要なアメリカ市場が,日本よりも更に高画素子化に市場が反応してしまうこともあって,F31fdは,数年後には,S30と同様オーパーツと同じになっているでしょう。同じ意味でIXYD400の中古をヤフオクで追ってしまう自分がおります。
使い倒していないF11を所有しながら,水中ハウジングまでを買い直してもFinepix F31fdに手を出したのは,dojouさんのお墨付き(F31fdで →C_Cさんへ)もあったからですが,既にカタログオチ寸前の安売りにかかっている本モデルの優秀性は,こういった比較からも立証されております。もう一台,手に入れておこうかと思うくらいです。
メーカーは,相当な努力をしても儲けが薄いコンデジにおいては,なかなかAPS-C以上のCCDの採用は難しいと思います。2/3インチや1/1.6インチとこの上のAPS-Cとの大きさの乖離は,もの凄く大きいのですが,LSIウエハース同様,生産コストにそのまま効いてしまうでしょうから。SigmaさんのFoveon搭載の高級コンパクトデジも出るまでには,まだまだ時間がかかりそうですし,この名機の後は,伊藤淳一氏が「F10の(もしかしたら最後の)正常進化形だ」と書かれているとおり真の後継機は永久に出ないかも知れません。ものを作って売るというのは,本当に難しい世界です。
こちらこそ,有り難うございました。

