
本日だけは寝坊をしようと思いましたが,朝,ワイフが潰れていたので,公陳丸が猫組合を代表して起こしに来ました。チコと違って,しょっちゅう私には甘えない彼が大きな声で啼くと,気になるもので,起きてしまいました。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5

御陰で,朝暑くなる前の試写。半世紀以上前の,現代の最新式レンズの描写性能を凌駕する,当時にあって国家予算規模の開発費が投じられていたドイツ系のクラシックレンズとは異なり,クラシックレンズに期待する予想しにくい抽象的な写り,ファジーな滲み,絶妙な発色と最新レンズには真似できない深いトーン。絞り込めば,今にも通用する描写,でもカリカリにはならない。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5

かつて,ハイコントラスト,高解像度のみを追求してきた日本のレンズ作りにおいて,快調再現性と発色という異なるベクトルの高性能を持ち込んだのはZeissでした。Zeissが開いていたクラシックレンズ買いに通じる門戸の御陰で,日本のカメラファンは幅広くクラシックレンズというものの存在を理解したとも言えます。これが,Leicaだけだったりしたら,今ほどのクラシックレンズが日本に入ってきてそれを楽しむというようなことはなかったと思います。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5
今年のデラウェアは,豊作だけあって,昨年の酸っぱかっただけのものより,結構食べられます。○○酒房に送るか。

そのクラシックレンズ群の中で,ANGENIEUSXは,ドイツ系クラシックレンズほど,一般的ではありませんが,クラシック・レンズファンの中では,特異な地位が与えられております。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5

フランスにはほとんど縁がない私などは,パリ,おフランスの香りということで,何がおフランスなのか実はさっぱり分かってはいませんが,ミーハー的に納得するのであります。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5

かつてのフランス映画撮影の描写を支えたANGENIEUSXレンズは,現在の一眼レフの広角レンズの基本である,レトロフォーカス系の設計の基礎を築いた最先端のメーカーでもありました。ちなみに,現在,ANGENIEUSX社を吸収したTHALES社は,先鋭ハイテク光学機器メーカーのようです。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5
繁茂するローズマリーが満開。これを見ると,ああまた,ベーコン作らなきゃと思ったりする,変な人が私。

タグにChikoが登場しますが,今回は,どこかに彼のサインが写っています。お隣の畑を彼は好きに使っていて可愛がって貰っていますが,もちろん,見つけてバケツとブラシ持ってじゃぶじゃぶ洗いに行きました。
朝,公陳丸に起こされた御陰で,水彩画みたいな描写を楽しむことが出来ました。
Canon EOS Kiss Digital N, P.ANGENIEUSX PARIS 1:2.8/75 TYPE Z5