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Dangerous slim

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久しぶりに見た本ハブ。余りよいショットではありませんでしたが,足場の悪いところで,正面に回すべきではありません。刺激してこちらに向かってくることはそんなに珍しいことではありませんし,それ故に危険とされるわけです。いわゆるハブ。これに比べれば,ヒメハブやサキシマハブは,ただのヘビ同然。実際咬まれても,ヒメハブの場合は,部位にも依りますが酷く張れる程度,咬まれても医者に行かない人も多いと聞きます。サキシマハブの方も,私の先輩の知人は西表島で咬まれて,とある診療所に行ったら「そこに寝てなさい」と言われただけだったという話が伝わっています。
 高性能の化学兵器を持っているため,相手を絞め殺すなどするための無駄な筋肉は必要ありません。毒腺のふくらみが首の細さを強調するのですが,本当に痩せて見えますね。

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同量の毒液で比べた場合の毒の強さは,ヒメハブが最も強いのですが,実際,本ハブの場合,信じられないほど大量の毒液が瞬間的に獲物に注入されます。細胞破壊作用のある因子(ホスホリパーゼA2(PLA2),金属(亜鉛)プロテアーゼ,セリンプロテアーゼ,ヒアルロニダーゼ,L- アミノ酸酸化酵素,血小板凝集阻害タンパク質など)を含んだ毒液の量は,ハブの場合,他のハブとは桁違いに多いのです。「ハブに打たれる」という表現がありますが,スズメバチに頭を差されると殴られたような衝撃を感じますので,あれの何十倍もの衝撃ということかなと何となく想像します。体験はしたくないですね。
 ハブに噛まれても滅多に命は落とさないとか書いてあるテキストがありますが,確かに致命率についてはその通りでも,手当てが遅れれば,咬まれた周辺だけでなく,かなり酷い範囲で壊疽を起こし,神経も含めて修復はかなり困難になりますので,死ぬ確率はそんなに高くないからと言って,そんなに簡単なものではありませんので,念のため。比較的手当が早かった咬症の画がここにありますが,素人は手を出さぬ方が無難です。リンクの上位サイトが良くまとまっていて素晴らしい。
 現在,ハブの生息密度はかなり落ちており,生活で山や畑に入らない人の遭遇確率は,かなり低いです。それでも,地元の学校の先生が,遠足などの下見に行けば,普通に見つかったりするようですので(それが下見の重要な目的ですが),油断は禁物です。近年,ハブによる事故で亡くなられた方の多くは,酔って帰宅中,畑地をショートカットして咬まれて倒れたり,捕獲してしばらくストックしていて取り出そうとして咬まれたり,ハブに慣れすぎた故,油断した事故が多いようです。また,ハブ酒に漬け込んでいたはずのハブが絶命していなくて,瓶を開けたら飛び出てきて咬まれたという,ハブの生命力の強さを示すような特別な事例もあったようです。
 ちなみに,駆除と血清の材料確保を目的として,ハブは1匹5,000円で買い取られていて,有名なハブ取り名人のMさんなどは,ハブ取りでお子さん3人を大学に進学させた話は有名ですし,タクシー運転手さんなど見つけたら直ぐに捕獲して小遣い稼ぎをするためハブの捕獲器を積んで走っています。こいつも,捕獲して売れば,飲み代ぐらい出るわけです。
 ハブに関しては,毒や運動能力,咬症一つとっても逸話も多く,硫黄を嫌うとか,分布に土壌が関係あるとか,勘違いも少なくないのですが,そのあたりは整理して,またの機会に致します。
 ちなみに山奥では人による捕獲圧が低いので,遭遇する個体は,やたらデカかったりします。一方で,彼らはピット器官という熱センサーを持つ温血動物狙いなので,人家周辺の畑やゴミ捨て場など,移入種のクマネズミが沢山生息しそうな場所において,目に付いたりします。この個体も,石垣の積んである環境近くの沢筋で見つけました。そういう意味では,人家近くは,彼らの利用しやすい場所が多いわけで,とてもやっかいです。




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街中で見つけた。他人のチコ似ネコ。後ろ姿の紋様は似てましたが,顔は全然違いました。というか,ナルニア国物語のライオンの王,アスランみたいなやや目が離れているチコ似のネコは,少ないかも知れません。目をしょぼしょぼさせるとそっくりとワイフが言っています。
ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 (UMD Video)
/ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ISBN : B000FO89EU
 ちなみに,白い魔女役のTilda Swintonについては,コンスタンティン Constantine (2005)でのハーフブリード(人間界に干渉する天使と悪魔の中間的存在)であるガブリエル役を見てから,結構気になる女優さんでして,それもあって,この映画は楽しみにしていました。原作は,少年時代,「一番好きなお話」という友人がそこそこ居たのですが,今は,ハリー・ポッターに取って代わられてしまったでしょうか。

 私たちが,もしもハブの棲む島に住んでいたら,チコのことは,更に心配になっていたでしょう。いまのような飼い方が出来たかどうか分かりません。ネコは,マムシやヒメハブ,サキシマハブなどに対しては,あまり後れを取るとは思えず,実際,襲われても上手く避けるか,子ヘビであれば適当に遊んで,ぐったりさせて咥えてご主人のところに持ってくるなんてことなども可能ですが,本ハブはその攻撃の積極性や運動能力から見ても,ネコにとってもそうとう危険な存在と思われます。このあたり,Webで見回してもあまり資料になる話はないのですが,材料になる話が得られたら,補足します。
 ちなみにかつて大学時代の飼い猫は,やはり雄猫でしたが,借りていた家のある裏山からマムシの子供をよく咥えて持ってきたものでした。いい加減パンパン前肢で叩かれて遊ばれて,マムシもぐったりしていましたが,プラプラさせて咥えてきたときは,いつも緊張して取り上げました。自宅周辺では,まだマムシは見たことがないので楽観してますが,チコが持ち帰ると,唯一,面倒な相手です。

本日は,一時帰宅にて,夕方出掛けていったチコの帰りを待ちながら。
Commented by yuu8972 at 2007-08-24 00:06
猫って、マムシも狩ってくるのですか?すご~い!!猫パンチで、ばんばん弱らせるのかなあ??
c_cさん、写真撮るとき、気をつけてくださいね。
チコちゃんは、アスランに似ているんですか? ナルニアは読む時順番に気をつけました。いっちゃん最初の巻が一番おもしろかったと記憶しています。お話が進むにつれて、なんだかおもしろみがなくなってきたような気が。きっと私にはキリスト教の精神世界の素地がなかったせいでしょう。
Commented by shizumama at 2007-08-24 09:29
始めまして、 こんにちわ。
凄いですね。こんなにアップで見たのは始めてで 
かなり迫力がありました。
噛まれると大変な結果になるんですね。
話に聞いたことはありましたが 映像をみて驚きました。
我が家の子達は尻尾巻いて一目散だと思います。
子供の頃飼っていた みー”は枕元によく獲物を持ってきました。
朝 起きたらネズミの頭など置いてあって仰天ものでした。(笑)
Commented at 2007-08-24 13:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by martini_glass at 2007-08-24 17:21
奄美大島でハブとマングースの戦いを見たことがあります。マングースが勝ちました。怖い。猛毒をもつといわれていたハブが負けたのは納得がいきませんでした。
Commented by koji at 2007-08-24 19:45
  いつぞや、いただいたハブ酒の大きく口を開いたハブとブログの写真を見比べてます。
  確かに、ハブのようですね。
  実は、中身の酒はもう2サイクル目で、一昨年三女と沖縄に行った時に酒だけ買ったもの。
  瓶詰のハブは、10年近く大きく口をあけたままです。
  夏の暑い盛りを超えたちょうど今ぐらいから重宝しています、ホント元気が出ます。
  ハブというより、酒に含まれるハーブの影響かとおもいますが。
 ダジャレでごめん。
  
  
Commented by complex_cat at 2007-08-24 22:06
ゆうさん,相当長い時間,しつこく猫パンチで、ばんばんです。
チコ・アスランは目をしょぼしょぼさせる仕草がそっくりです。
ナルニアは,私も最初の方が面白いと思います。
解説していただいたように,キリスト教宗教観なしでも楽しく読めますが,着いていけないところもあるような気がします。
Commented by complex_cat at 2007-08-24 22:34
shizumamaさん,初めまして,コメント有り難うございます。以前も飼育中の奴が迫力有ってアップしたのですが,やはり野生のものに遭遇すると緊張は更にまします。
 飼い猫が,ハブの存在を教えてくれる話が奄美には伝わっています。チコの場合,やばいと判断できるかどうか,分かりません。
Commented by complex_cat at 2007-08-24 22:35
カギコメさん,了解しました。遅くなってすいません。
Commented by complex_cat at 2007-08-24 22:41
martini_glassさん,ハブはそんなに反応速度が速くないので,それを上回るマングースには,やられてしまいます。この手の見せ物,いろいろかつて試されたようで,キングコブラなど,マングースよりも反応速度が速い毒蛇では,結果は逆になります。
 この見せ物の問題は,同じ狭い入れ物に閉じこめてマングースがハブを倒すという状況を見て,そのまま天敵対策に使えると当時の自称専門家の人たちが誤解したことです。獲物の選好性は,飽くまでたくさんの餌選択が可能な自然環境の中で選び取られるものであって,野に放ったマングースは,有り余る昆虫を食べて繁殖して,余禄でクロウサギや貴重な森林性の動物に危害を加え続けてしまいました。今もこの手の勘違いをする人たちが居ることが,類似の問題を引き起こす可能性を示唆しています。
Commented by complex_cat at 2007-08-24 22:42
kojiへ,漬けたばかりのハブが瓶を開けたら飛び出して,噛まれたという事故がありました。流石に,そちらのは息が止まっていると思いますが,ちょっと驚いた話でした。
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by complex_cat | 2007-08-23 17:45 | Wonderful Life | Trackback | Comments(10)

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