ハイエンドコンシューマの逆襲
2007年 09月 14日


かつてフィルム時代に,液晶シャッターという,理論的には機械動作によるシャッターを凌駕するシャッターのアイデアがありましたが,これは,現在3Dめがねなどにひっそりと使われているデバイスです。もちろんファインダーのためのクイックターンミラーを入れれば同じこと。そして,これは,CCDそのもので露光制御や像のモニタリングが可能なデジカメにおいてはすでに必要のない技術です。
私は,よくできた一眼レフの光学ファインダーが存続してくれることを祈る立場です。それは,何よりも,電源スイッチ入れなくても綺麗な像が見えるということで,撮影開始ー終了というメリハリのある撮影を仕事としていなくて,変態レンズをとっかえひっかえはめて眺めて悦に入るという子供のような行為を守るためで,全く説得力は弱いのですが,像をみるために電気を使わなくてもあれだけすばらしい像をみることができる光学ファインダーの技術を消滅させたくないと思っているからです。
あちこちで書いてますが,
「あーん,ドラえも〜ん,電池を使わないで細密な像が綺麗に見えて,ピント合わせができるファインダーのついたカメラがほしいよ〜」
「はい,のび太くん,これ〜」
「ドラえもん,これはなあに?」
「光学一眼レフ〜」
てなもんです。

まぁ,実際にデジイチの性能に見合った形で,この手の機能が付いたカメラが出てくるのは,当分先。連射の時,どんなフィーリングなのか,要するに巨大な画像サイズのムービーカメラだと云うことなのでしょうし,ムービーカメラとの技術の供用は進んでいくでしょう。 高速連続撮影はコンデジの技術なので,そのうち,ローエンドも,当たり前になるのかも知れませんね。笑顔に反応してシャッターが切れる機能よりは,意味があると思います。その前の段階の「顔綺麗ナビ」は各メーカー横並びで搭載されましたが,笑顔なんて機械で判別されるような表情だけとは限らないでしょうから,話題集めというレベルから進化させるのは大変かも。
でも,ワイフが持ち歩くのは,多分,今,使っているIXY 50のような,普段持ち歩くにカードかインゴットのような飛び出たところが無くて,バッグにもすっと入るタイプ。わざわざカメラを構えると云うことを意識しないデザインのデジカメですので,ワイフが使いそうと云うのを理由に購入を検討できないことも確かです。
チコのこういう姿を取るには,その方が良いのかも知れません。
画像は,ワイフのコンデジによる撮影分。
順に,1)子猫みたいにコテン,のびっ 2)6kgの巨体が干したばかりの布団の上でドーン 3)汗臭い子供の髪の毛はお母さんの匂い? ガシッ ヘチャヘチャ

カシオといえば1995年、デジタルカメラ「QV-10」を発売、今日のブームの魁(さきがけ)を作ったメーカーです。背面に液晶モニターをつけ、その場で見ることができるようにした卓越したアイデアでした。そのカシオが世界最速の連写ができるデジタルカメラを開発したそうです。私はこの手の電子ファインダー式デジカメが好きなんですが、やはり高速連写ができないのが不満でした。そういう意味では画期的といえます。もっともJPEG形式だから可能なのでしょう。連写が必要ないときのためにRAWでもセーブできるようにして欲しいもの...... more

皆様,気になるカメラはなんでしょう。 基金を貯めようかと考えたけれど,正統な高級コンパクトであるため,マクロが使えないDP1か。それとも,触ってみると造作やファインダーなどはα700より数段落ちるとも,二光路式のクイックリターミラーをぱたぱたやらずに済む高速ライブビューのα350でしょうか。それとも,やはり勝ち組鉄壁の守り,コンサバ改良に隙無しのEOS X2/40Dでしょうか。いやいや,発売時,Tessarパンケーキを着けてみせたCONTAX Ariaを彷彿とさせる,OPLYMPUS E-420+Z...... more
何だか妙にリアルに人間ぽいとでも言ったらいいのでしょうか。
オリンパスのE-100RS持ってますが、プリキャプチャー機能はいらない人には全然使わない機能です^^;
ファインダーは,先ずデジイチがフルサイズでと云うことになるのかなと思いますが,機種としては限られますし,5Dクラス,1Dsクラスと同一レベルにしたくないメーカーの思惑もあるようです。フルサイズを持たないメーカーのファインダーの方が良かったりしますね。
チコは,最近絶好調,夕方出掛けて,早朝帰り,そこでまた出掛けていって,昼過ぎに戻ります。
そういうどーたらこーたらずっと時間を使って考えるのは,ある意味アマチュアだからだと反省します。
西表島で,当時動物カメラマン志望だった友人とずっとカメラの話をしていて,横にいた友人があきれていました。
ハイエンドコンシューマ、なるほど、こういう呼び方があるんですね。デジタルカメラの「高級機」がなぜ電子ファインダーを援用しないか、私は不思議でなりません。確かに現時点では、光学ファインダーのほうが優れてるとは思います。しかしミラーがない電子ファインダーのメリットは数々あるんじゃないでしょうか? APSサイズのレンズ交換式でどこか作ってくれないかな。
ソニーさんもαでやるかなと思ったのですが・・・・でも,そっちに流れたら,皆わっと進むのではないかと思います。ハイエンドコンデジの電子ビューファインダーは,そういった部分での技術開発とリサーチにもなっているのではと思ったりしています。
キスデジクラスでも秒間60齣撮れるなら,絶対にスポーツ分野で使われますよね。
かつてオートフォーカスが老人市場を開拓するために生まれたように、国民全体が老齢化するなかで期待するようなファインダーが生まれるかもしれません。
老齢化の片棒を自分も担ぐことになるなんて・・笑