ダイエット継続中
2007年 09月 15日
ユッチも,ポンポコ・ユッチ返上。何があったのか,一時期タヌキみたいでしたが,普通の体型に戻り,トラブルもなし。雌猫は成獣になると,食べる量が減ります。運動量は,ナッチと追いかけっこを時々やる程度で知れていると思いますが,ともかく,キャット・フードだけ,余計なものを食べたがりません。それも影響したのかも。それと彼女は,毎日,網戸登りをやるので,そのあたりに痩せる秘訣があるのでしょう(嘘)。何にしても,こちらが食事制限などせずとも,勝手にダイエットをやって体型を元に戻すとは,流石に年頃の娘ですな(猫馬鹿)。
さて,フィールド一緒だった友人は,学生時代から,私より遙かに体力がある人でしたが,最近は夜,エクササイズ・ウォーキングをやっているそうで,彼もダイエット続行中。しかし,同じフィールドで同じルートを歩いても,彼の方が先に息が上がったので,私の体力は確実に戻っているようです。私自身,トレッキングの行程を終える直前の最後登りで,全力で走り出せるほど体力の上昇を体感しました。
夕食,ご馳走を目の前に,当然ながらおかずは二人とも完食しましたが,私が食べるつもりの量だと見せたご飯の少なさに,彼は絶句していました。今ではこれで足りるからと言ったのですが,もっと食えと言い出す始末。しょうがないので,宿の小母さんに手を着けないご飯を返して,残りを彼と分けました。友が自分より食わないで済む生理状態になっていることが許せないという,困った減量中の友人。
その上で,風呂で突き蹴り100本づつ。これは,洗濯物を増やさないためです。また,狭い場所で動きを工夫するのは,師匠の影響です。宿の風呂では拙いので,ほとんど慢練(太極拳的なゆっくりとした動き)で済ませます。これがなまった体には結構キツイ。全盛期5分間で200本ぐらいだったか。時間を自分自身に全て使える独身時代は,左右突き蹴り1,000本で4,000ぐらいはやってたのですが,もちろん今は1/10で,息が切れます。上段の蹴りは減らします。突きも,全力は突きは僅か。練習の意味では数も意識の入れ方も全然足らないのですが,ダイエットと割り切ってますので,まぁいいか。
でも,しゃにむにやっていたときにはわからなかったディレクターの使い方がなんとなくぴんと来るようになったりするので,某流派の後ろ蹴りかテッコン系の横フリギがけりでは一番好きだったのですが,上段の足登脚(とうきゃく;漢字がない(汗))が突きのようにすっと出せたり,戳脚(たくきゃく;北派の門派の名前ではなくある門派に伝わる特殊な蹴り方;実際に戳脚の技の一つかも知れませんが,師にはそう習いました。詳細分からず。)の力の入れ方がかつての頃より理解できたり,【才婁】膝拗歩(ろうしつようほ)が腹にぶち込んだ後奇麗にそのまま強力なアッパーに転じるなど・・・いろいろ歳取って無理が利かなくなると良いこともあります。欲が出てきたので,柔軟性も,ついでに全盛期まではむりとしても少し戻したいところです。
蝋燭消しもタイミングが戻ってきて,キャンドルライトでは直径8cmだろうと練習にならないので,百匁蝋燭(まるで松明)を購入する先を検討中。
ちなみに,知り合いの青年達を捕まえて,体脂肪率を聞きまくっていますが,いちばん低い値は,殺人芸システマの話で盛り上がった元警察官をやっていた青年,その友人で,7.5でした。不遜ながら,「難民じゃないよな? 何やっている人?」って聞いたら。「アルバイトの掛け持ち」だそうです。冗談でなく餓死しないと良いのですけど。
私のダイエットは,経済的にもよい効果があって,家計を助けることにもなっています。衰えたとはいえ,私が本気で食べると,やはり家計的にはかなり負荷がかかるようです。全盛期は「100の胃袋を持つ男,ミル・ストマッカラス」と呼ばれ?,力
一杯一日五食,キャンプ1食で,五合の飯を平らげて,それでも全然太らなかった人間です。まぁ,大食いタレントになれるレベルに比べれば,常人レベルですけど。当時は,同じような研究室の仲閒達,五人で屋久島の原生環境保全地域の調査中,晩ご飯はきっちり20合炊いてました。これは,二日で5kgの米が消えるレベルです。夜,陽が落ちるとキャンプではやることがないので,飯ばかり食べてました。いや,お互い食わせ合いというようなバトルですな。「この一杯を食べれば,君はボクと同じ世界がみられる」とか言われて「止めてくれ! 飯だけは自分の手で注ぐ」とか抵抗しているウチに,大食いは伝染していきました。要するに,屋久島山中,調査から戻れば,昼のレース以外は飯食うぐらいしか楽しみがなく全員の胃袋が大きくなったのです。ナポレオン,ツーテンジャックなどのカードゲームは,そのうち飽きました。照明に使う燃料や電池も要りますし,はっきり言って最後の方は,疲れてすぐに寝てしまっています。
未踏峰への登山じゃないのですが,馬鹿な男の子,誰でも高みには登りたい? それでも,下山したら,食い過ぎでズボンが入らなくなったという友人も居ましたが,私の場合,全く体重は増えていませんでした。全部使い切ってましたね。地球は狭いので,その爆発的な食欲で消費されていた分は,三人の息子達に廻さないと。これで,収支は合うはずです。大食い番組とかやってますが,一時期よりも盛り上がりを欠いているような気がするのは,気のせいでしょうか。反エコだからということでもないでしょうけど,編集やばかばかしいトリックだらけのマジックと混ぜられると,人間のこういう見せ物的な特殊能力の魅力って衰退していくかもしれませんね。勝手に食ってろって。
ちなみに,昔,TVチャンピョンのチャンピョン大会で優勝した,学食の女王,伊藤織恵嬢が来訪したときの記録を,とあるチェーン店のカレー屋さんで見たのですが,彼女が完食してみせた記録というのが,2,800gカレー(ご丁寧に辛さもスタンダードなレベルではなかったです)というやつでした。実際,私はその店で,タダになるという1,300gカレーのサンプルを見たら,「洗面器カレー」というのが実際誇張でもなんでもない話などだというのが,理解できました。試しに,大食いの先輩と800gでリサーチをかけたのですが,二人ともこれにあと500g,止めとこうとなりました。あっ,グラム数値は,ご飯の重さだけですからね。ちなみに米7合で約1kgですから,精米1合=140g(150g説が多いのですが,精米は135gとあります。私の知る数値を採用)として,炊いた米は×2.25で315g,1,300gで4合ちょっとのはずです。2,800gで8.8合。1合330kcal程度として・・・・止めておこう。だって,これにご飯に負けない量のカレーがかかるのですから,計算しても意味がありません。オリンピックの記録と同じで,かのナンシー関さんが,自分のエッセイで「織恵ちゃん,医者に行けよ。」と驚愕した彼女の記録は,今時の大食い番組では,平凡な記録らしいですから,驚き。
テレビの鬼
ナンシー関 / / 世界文化社
三十三間堂の矢通しが,慶長11年(1606年)尾洲の浅岡平兵衛が100射中51筋だったのが,貞亨3年(1686年),紀州の弱冠18歳,和佐大八郎により総矢13,053射中,8,133筋にまで達したということと同様,記録は破られるためにあるのですな。人間に限界はない・・・・そういうアナロジーで良いのかな。
なんのために? 勿論,体で遊ぼうー人体実験の意味もありますし,フィールドワークを楽に,そして,長男と楽しく組み手するためです。体は動いた方がいいですから。
チコは,デブ猫になる兆候はなく,本人をみていると,結構忙しくていろいろやることが多いようなので,太る暇は無さそうです。公陳丸もスリムなまま。長男も夏休み食っちゃ寝で肉がつき始めましたが,通学がかなりの運動なのと,空手の大会,運動会の練習で,元に戻りつつあります。家族で,私だけ太ったままいるわけにはいきません。
心の隙間を埋めようと、食欲に走っているような気がします。反省。
あと10キロの減量をめざして日々精進です。