Kirishima Healing Space
2007年 10月 20日
本日は彼を夕方,空港に送る前に,霧島まで,家族と一緒に遊びに連れ出しました。
さて,次男は,白檀の匂いぷんぷんの扇子が気に入ったと云うことで,購入しました。今時,天然記念物のような素朴な彼らしい選択です。
末っ子は,最初サソリを包埋したキーホルダーでしたが,後からスズメバチsp.のそれに変わっていました。どう見ても日本産ではないようです。
しかし,私とワイフを驚愕させたのは,長男がどうしても欲しいと言い出したものでした。
なんと,Tibetan Singing Bowlでした。最近では,ヒーリング用瞑想支援などで,結構需要があるらしいです。長男は,何かを欲しがっても,大抵我慢して黙ってますが,これは,本当に欲しかったようで・・・ちょっとユニークなところがある子供ですが,何でだろう。まあ,空手の練習の前後とか,精神集中には良いかなとか,理由鳴らない理由を,私は適当に考えました。ここに置いてあった商品としては一番高い品が一番作りがよく綺麗な音が鳴るので,悩みましたが,そちらを購入しました。高い物は法外とも言えそうな数十万円のタグが着いていますが,それに比べれば,「普通の」値段,良識の範囲内です。フェアートレードになっているのかな。この時点ではマレット(すりこぎみたいなやつです)を上手く回せずに,がちゃがちゃ椀にぶつけてしまっていますが,動画の最後の部分では,上手く唸りを持った音が鳴り始めています。私がゆっくり動かしても音が鳴るところを実演して見せたりしたのですが,帰宅した時点では,かなり様になっていました。
追加分です。デジカメからの編集は何とか出来ました。QuickTime Playerのアドバンス版でエディットして,音声フェイドアウトは,リソースをSoundEdit16でいじってます。
チベットの独立に寄与できるものとも思いませんが,あの国の動向,ふと思い出したりします。
セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉
/ 角川ヘラルド・ピクチャーズ
ISBN : B000BKJJ7Y
この映画が公開されて,10年経ちました。もちろん映画で描かれているのはお話ですが,実際はもっとすさまじいことがやられている可能性もあります。ゴルゴ13でも中国の山岳部隊の精鋭と対決して,ダライ・ラマの後継者を救う話がありました(「白龍昇り立つ」)。
ゴルゴ13 (119)
さいとう たかを / / リイド社
ISBN : 4845801191
この分野,日本では,ほとんどマスコミが取り上げることはありません。「娯楽作品」として現在のチベットに関してコミットしたものは,この二つだけです。ちなみにゴルゴ13のこの作品は,チベット問題を分かりやすく扱うだけではなく,非常,冷徹な殺人者である主人公の多層的な精神構造に見られる慈愛と,ちんけな教育論も真っ青の或る理想の父性像を描が描いた秀作で,非常に好きな作品です。
ダライ・ラマが預言する後継者がゴルゴ13に遭遇して,ゴルゴ13が瞬時に自分の役割を判断して,二人で脱出行をはかるのです。そのプロセスをトレーサー能力(足跡などからプロファイリングする能力)で山岳部隊のリーダーが雪上の足跡から読み取るシーンがあります。その足跡の動きに,ゴルゴ13とその少年との間に一種の親子関係を読み取る台詞が印象的です。
ダライ・ラマ亡命政府は,現在では独立を主張するのではなく「意味のある自治」を求めるという戦略に移行しています。それすら,現実性があるのか分かりませんが共産主義という,或時代人類が平等社会を達成するために生み出したはずの発明が,非科学的・時代錯誤とされる宗教を背景とした人民を弾圧するとされる王制のもと,実際は平和に暮らしていた国にまで浸食する一種の帝政と変わらなくなることに,世界の矛盾を感じます。
周りの人達が知らないことをたくさん知っている、自分の考え方をしっかり持って流されない人に、このまま成長してほしいものです。
でも,有り難うございます。少年ですから,感覚的におっしゃっていただけるようなことが分かるお友だちが,彼らの側に着いてくれないかなと,勝手なことを思ったりするこの頃です。
余談ですが、少年から大人になる時期からしかc_cさんを知らない私は、引越しの折にある文集を発見し、c_cさんの、変な水を飲んだ少年時代の話を読み、あ~この人は代わった子だったんだなぁ、と改めて(?)思った次第です。でも、いい友人に恵まれていたのは憶えているし、いつも人の輪の中にいました。息子さんもそのDNAを受け継がれているでしょう。勿論奥様のも。問題になるのは、周りの子供ではなく親の影響だけだと思います。親同士のお付き合いは大変ですよね。
ところで,文集の「変な水」って何かなぁ。ブライン・シュリンプ(アルテミア)を食った話かなぁ。馬鹿ばかりやっていたので,覚えてないや(爆)。
私は,自分が恥ずかしいくらいあまりにも平凡でしたから,およそこの世に生まれたからには,歌舞伎者してないといけないと思っていました。そういう発想自体が,変わった子供でしたかね。