Telemetry覚え書き3から,ほとんど自然消滅しかけていたチコの発信器による行動圏チェック。g-hopさんの
鳥載カメラをタイムリーにも拝読してそうだったと思い出したので覚え書きを。チコにFM Telemetryつけるのを,電波法などの煩雑さから中断して,このライブカメラを考えてます。手に入りそうなものは平地で100mぐらいしか飛びませんので追撃しないと電波拾えないのですが,発信器着けるより安いです。GPS Telemetryは高いし,ベストにアンテナ部分が上向きになるよう上手く固定しないといけないし,住宅街の軒下でロストが多そうだし・・・カメラの方の問題はバッテリーなんですけど。画像が撮れれば,ある程度何処を彷徨いているか分かるかも知れないと考えています。
FM telemetryの周波数帯の野生動物調査利用は少し緩和されると思いますが(某省などはフライングでやってたみたい),個人でネコに着けたいなんてほざいても依然と敷居は高そうですので。
アマミノクロウサギにライブカメラを装着する話がありましたが,当時はまだ安価な製品がありませんでした。盗撮ブームで,非常に良くないのですが,電波で画像を飛ばす小型のライブカメラ製品が安く出回るようになってしまいました(カメラ&トランスミッター側の電源が006Pを使っているのが気に食わんけど)。ただ,その手の製品をヤフオクなんぞで購入すると,相手によっては,「いやーあんたもお好きですねぇ」という同好の志扱いされる危険があるのが,ちょっとなぁと云うところです。もちろん赤ちゃん部屋のモニターとかの利用もありますが,そんなの普通の人は,わざわざそんなもの着けませんよ。まともなワイアードのメーカー品なら分かるけど。ピンホールワイヤレスカメラを,正統な使用目的で使うなんてのは,中々想像しがたいです。
昔ネット・メールの黎明期,友人と,メール(や,当時はパソ通)などが市民権を得るのはいつだろうという話をしていて,ユーミンの唄に出てくれば,そのときだと言うような話をしたことがありますが,それに似たような話で,Amazonコムでワイヤレス・ピンホールカメラが平然と売られるようになっていれば,市民権を得た状況だと思いますが,難しいですね。
怪しいショップの出品に手を出すと,下手すると後にAVソフトのカタログやスパムが転送されてくる可能性があるので,それも困りものです。これは,赤外線アートを撮ろうと,フィルターを購入したときもそうでした。作品を相手に見せて「日本だと赤外線写真って盗撮系しか頭に浮かばない人ばかりだけど,海外ではアート作品史か普通は考えないの」とみおさんに教えていただいた知識を伝えたら,下巣の勘ぐりをして申し訳ないと平伏してくれました。悪い人じゃないみたいでしたが。
廃墟などをモチーフにされることも多いのですが,ファインアート・ヌードも作品とされている写真の師匠であるみおさんが,モデルさんの協力を得た上で,一度,試しにいろいろ実験されたそうですが「どんな撮り方しても赤外線写真で水着の透視なんぞ出来んのに」と言っていました。一種の都市伝説なんでしょうね。
ちなみに,私が使っている特注の夜間動物撮影用のHandycam,そちら系の趣味の方にはプレミアムがついても購入したいという機種らしいです。男って馬鹿だなぁと思いつつも,今時は,「趣味がこねて・・・」何という吉本系のギャグには間違っても成らない暴力団収入にもなっている犯罪領域なので,こういうわけの分からない熱の先に,今のネットを利用した混沌たる世界を感じます。無縁でいたいので,いつもの特注先の工房に相談。
ただ,ここまで考えて,住宅街なので,「ネコを使った盗撮トラブル」の原因を作る可能性もあるなと思いました。結果的にもしもプライベートな状況が写っていたら,チコに盗撮の片棒を担がせるわけにもいきません。彼が別に何を見ても,ネコにプライバシーを侵されたと騒ぐ人は,流石に平和なこの住宅街からでることはないかも知れませんが,彼の首輪にカメラがついていれば話は別です。やっぱり,自然環境で暮らす野生動物ではないイエネコの場合,こういうのがネックになります。この案も駄目だな~。おっさんが住宅地を受信用モニター持って走り回るの画はかなり危なそうに見えますし。絶対,不審尋問レベルだ。
弟子が,市街地で猫の調査をやりたいと云っていましたが,女性がリサーチャーだと,市街地の場合,別の心配をしなければなりません。人っ気のない山奥とかなら良いけど,中途半端な人里も危ないしな~。いろいろ大変です。