埋没文化財

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日々,技術の進化とトレンドの変化により,埋没していく機材。Bat Sound Proの輸入元に,「やっぱり,ちゃんと解析するならDATですよ」と云われて購入したときには,手が届きそうなICレコーダで,少なくともまともな音質でSTEREO録音ができる機種はなかったと思います。
 その後,音質に多少は文句があろうと,そこまでのHiFi録音でなくても十分なスペクトログラムが描かせられる,しかもSDの抜き差しだけで,となって,出番を失いました。録音時間も勝負になりませんし,更に,こっちは,タイマー録音が必要だったものですから,SANYOの一連のICレコーダのシリーズに鞍替えしました。

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でも,このちんけな,コンデンサーマイクロフォン,バイノーラルマイクの製作用に購入したものです。コンデンサー型が基本なのですが,電池を使わずダイナミック型として使用したにもかかわらず,その録音された音を聴いたら・・・やっぱりええわ〜。DAT最盛期最期の製品だけ有りますな。処分できんなぁ。昔,某研究所にHasselbladの500ELシリーズを使った自動撮影装置が転がってましたけど,あれどうなったんだろう。ふと,思い出しました。金かけた機材が,必ずしも良い道具として,働かないと云うことがありますな。自腹なら,責められるものではないと思いますが。

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SUNPAKのリングストロボautoDX12RのDXシューの数々。残念ながら,ホストとパラサイトの共進化(赤の女王:保存された競争参照)のようには上手くいかず,各メーカーのストロボ制御技術の進化とパテントによる防御機構の進化ともに進みすぎて,サードパーティがこういう製品で,関与できる状況ではなくなりました。そうです。赤の女王の世界のように,走り続けないと駄目なのですが,もうメーカーも走れない。パテント料払うか,OEM戦略に載る機会を待つしか有りません。この中で,過去のモデルであるOlympus OMとYashica/CONTAX Systemについては,使えますが,SONYに吸収される前のMINOLTAα/DimageやEOSなどは,かなり前のモデルから,TTL制御どころかシンクロ切り替えすらいきなり使えなくなって,完全に遺物化しております。シューの部分を替えて,TTL調光機能を含めたメーカー純正と同等の性能を発揮するストロボシステムは,MamiyaからKenkoで扱われるようになったメッツ・メカブリッツも作っていました。ご丁寧に,私の場合,ヤシコンを他のシステムと共存させるために,そちらのシステムも使っていたのですが,そちらは,SCAアダプター式と呼ばれる交換シューシステムで,まだNIkon用とCanon用だけは生き残っています。頑張るなぁ。
 かつて,レンズメーカーは,カメラメーカーのマウントが変わると,各ディメンジョンを実測して,各社毎のマウント対応製品をいち早く作っていたそうですが,今はOEMが一般化する一方で,パテントで固めるのが定石なので,そのような状況にはないと勝手に想像しています。
 ちなみにOEM化が加速したところで,某C社の設計したコンデジ用ズームレンズが,各社に使われ,最期にはLeicaレンズにすらなった状況で,ユーザーが拘らなくなっているという部分もあります。
 Zeissについては,T*コートが着いているレンズだけは,一応,そういったメーカー認定レンズとは別格と云うことにはなっていたようですが,これも,今時は分かりませんね。まぁWeb程度なら,画像を見ても,携帯デジアップをデジイチの画像じゃないと看破できなかったりしますが,だからといって伝説レンズの写りは歴然とした違いがあると思います。僅かなパラメータによる数値性能だけでは評価しにくい発色や快調再現性能などの違いを感じるわけです。ネットで論争が有りましたが,現在ではコアなデジカメユーザーにおいては,あまり異論はないと思います。その論議を背負って,OEMメーカー設計によるレンズも,またレベルが上がったと云うことで,表層的判断では不毛とされる真贋論争は,技術者のプライドによる努力を経て,表現の多様化を維持するという意味ではユーザー利益になったと思います。
 美術界など,偽物が溢れておりますが,力量のある鑑定家・趣味人はおられるわけで,彼らが,駄目なものは駄目と排除される努力無しに,その世界の価値は維持されないのだと思います。ライカレンズの描写など分かる奴は居ないよ,この値段で本物だのどうなのだと云っても意味無いじゃんという状況追認型の既成事実に弱い価値観は,よりユーザー利益を守る方向では,新たなものを生み出せない場合もあると思います。

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末っ子の拾ってきたマテバシイから脱出して床の上で干涸らびかけたところをワイフに発見されたニセコナラシギゾウ(じゃないかもしれないが,その辺り)の幼虫。そう,kyokoさんがにょろむしと呼んでいた奴は,これじゃないかな。
 ドングリへの加害の状況や乾燥すると出てくるとか,地中で蛹化するとか,ノネズミがこれの入ったドングリを選択的に食べるとか,息子達にレクチャーしているのを,ワイフはちゃんと聞いて覚えていてくれるようです。

「落ちてたよ〜」「ありがとう。助かる。」

 で,撮影したものです。生きの良いぱんぱんの奴なら,食欲湧かないかな。無理か。autoDX12RとキスデジNとヤシコンMacroPlanarによる撮影。フィルムEOSの機種に対しては,ちゃんとTTL調光が使えるCANON EOS用DXシューを使ってますが,ストロボ制御モードにも入ってくれません。勿論,絞りもシャッターもマニュアルです。出も,これで良いかというかんじで使っております。私にとってはEOSが有る限り,ヤシコンZeissレンズはずっと現役だと思います。Canonさん,EOSでフランジの短い設計をしてくれて有り難う。ちなみに,以前使っていたMinolta DiMage A1は,フルスピードシンクロで1/16,000secでもストロボ同調が出来たので,TTL調光が使えなくても,結構露光の自由度は高かったのですが,キスデジではそうはいかないので,マニュアルモードで光量を1/16にして,もちろんISOは100〜200ぐらいでしか,使えません。

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というわけで(ということもないけど),最近使い出したeneloop。半年ほったらかしても,自然放電率10%程度ということです。SUM3/4が使えるデジカメなら,慌てて直前にチャージしなくても良いので,かなり有りがたい電池です。でも,使っているのはフィルムカメラ,CONTAX 167MTです。で,埋没したのが金属水素型のSUM3/4。かなりの数転がっていますが,そちらの方は,もはやあまり使う気にはなりません。
 埋没する前に,オークションでたたき売るというのが,出来ない性格なので困ったものです。

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このG4もいつまでかな。電池が死んでるので,コンセントのないところでは使えないし,電圧が下がってスリープしたまま,うっかりするとコーマに陥る。そうなると逆に,電池外しても,しばらくそのコーマ状態が切れないという皮肉。電池抜いてるけどスリープの点滅がしばらく続きます。これが終わらないと,起動できません。
 既に,Dual Core2でWindowsまでびゅんびゅん走る最新のマックが安く売られている状況で,これ以上投資したくないし。




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とりあえず,母の手術は無事成功。今年,交通事故で入院した父の手術を手がけてくださった先生が,スケジュールを都合されてわざわざ執刀してくださいました。個室に入れられて,夫婦ともお得意さんだからと云うわけではないでしょうけど,気を使って貰っているようで,手術後,電話したら,やけに楽しそうでした。夜に2回目,気楽に電話したら,看護婦さんに怒られてしまいました。
「慌てて電話取ろうとして,脱臼したら目も当てられません。」だそうで,仰るとおりでございます。父も,術後,結構気楽に電話していたようなので,うっかりしましたが,母にはしばらく,退屈させておこう。
 今年は,父母共に骨折,入院か。惨憺たる状況ですが,父親も事故から復活して,何とかなっております。お気遣いいただいた皆様,どうも有り難うございました。
 散々父母に迷惑をかけてきた不肖の息子は,今更,偉そうに両親に説教など,出来ないのであります。とりあえず,執刀医の先生と,病院スタッフ,戸籍上のそれではないけど,郷里の姉上に手を合わせておくことにします。
Commented by kyoko_fiddler at 2007-11-21 00:24
ぎゃー
甦る悪夢
Commented at 2007-11-21 00:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by complex_cat at 2007-11-21 00:34
ほっほー♪ やはりこれでしたか。
これ,ドングリを金属の入れ物などに入れておくと,どっと出てきて,魚釣りの餌に最高だそうです。ドングリ虫って売ってますね。
Commented by complex_cat at 2007-11-21 00:35
カギコメさん,有り難うございます。
そんな風に考えませんでした。有り難う。
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by complex_cat | 2007-11-20 23:42 | My Tool | Trackback | Comments(4)

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