Biological Diversity
2008年 01月 23日
Fujifilm Finepix F31fd
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Sanyo Xacti DMX-CA65
しかし,僅か数日の滞在で,いろいろ目にします。といっても,普通の動き方では無理なので,くれぐれも島を訪れたら,こういったものがさっさと見られて当たり前だと思われると少し困ります。この行程はエコツアーとは一切無縁ですが,エコツアーは,商売優先だと,そういう勘違いを助長する危険性があって,そのために返って,自然を荒らしたり,希少種のポイントを潰したりすることもあるので,十分,監視する必要があります。
また,日本は,温暖化だけなぜかべらぼうに予算が付いて,わけも分からず,偏重しているような批判が,反温暖化問題関係者から出されていますが,そりゃ,そうでしょう。戦略に関わる上の方は,ほとんどマクロ生物に関しては音痴ですよ。なんかしろと言われたら,温暖化偏重になります。温暖化ならお勉強で何とかなりますから。
生物多様性保護がEUではもう一つの柱になっています。EUから派生してISO14001でも生物多様性保護は両輪の片輪に近い扱いで扱われておりますが,ISO研修プログラム会社もそこに突っ込んだ質問すると,怒り出します。わかんないから。
企業分野の環境学習アドバイザーも99.9%が温暖化。生物多様性保護の意味からして,お役所から企業までわかんないから。単なるお勉強ではマクロ生物系に関しては,フォローできません。高校の教科書でマクロ生物系について,整理が出来ていないどころか,中途半端に扱っていたものすらどんどん外されているのと同じ理由です。
かくて,ねじれは酷くなっていきます。シロクマさえ生き延びれば,北極は消滅しても問題ないという理屈は,そもそも,多様性保護の意味を理解していません。この論法を,ウンコに金メッキ論法といいます。要するに生態系が破壊されても,注目されている生物種が生き延びればよい。その生態系で生息できなくても,ともかく個体が生きていれば,OKと言う考え方で,生態系が消滅してもシロクマ(or ホタル,ツル,カタクリいろいろだったりしますが・・・)が生きていれば,あたかも何ら問題がないというような考え方を確信犯的に書いたりします。パラメーターの維持が目的化するということです。勿論,フィールドで保護に尽力されているまともな関係者は,そんな勘違いをしていませんが,生態系保護のパラメータとなるメインの生物の動向を扱うマスコミの報道の仕方から,ねじれは大きくなっていきます。消滅した氷の下で起きてしまったこと,そのシロクマ以外の結果に想像力を使えるような情報の整理や取り上げ方をしないと拙いのです。
どうせ,今度は,シロクマブームが一時続くと思います。そういう取り上げ方だと,関心を持って貰っても,花火にしかならず,情報が消費されるだけだったりしますので,気になっています。
ともかくごった煮のような(しかも大盛り)ブログですので,適当に読み飛ばしてください。