奄美冬景
2008年 01月 24日
奄美の優れた食材である塩豚は,冬とはいえ,こうやって常温で置かれていて,勿論賞味期限などは,経験的なもので,一寸その「神秘的な肉」の入り口に立つような気がします。このままでは転げ回るように塩辛くて食べられず,煮こぼして何度もお湯を棄てても塩抜きは出来ません。実際は,ナベに火をかけ肉を入れて,沸騰する手前で火を止めて,熱をかけない寸前で一昼夜,それがコツだと市場で塩豚を買うときに,店と廻りに居たの親切な小父さん小母さんたちがよってたかって教えてくれました。
火が肉にはいると塩が抜けなくなるので温浴にて塩抜きの状態では,まだ肉に火が入ってはいけないのです。
コンプライアンス不況という言葉があります。確かに,食品の偽装や詐欺行為は,酷いものがありましたが,一方で,何でもかんでも狭い世界の杓子定規な法により縛るならば,下手するとこういった優れた食文化を破壊するなと思います。浅い知恵による法制化や規制の仕方によって,世界は間違った方向にどんどん捻れていくでしょう。
調理の首尾については,別エントリーを立てます。
食生態学入門 (1981年)
西丸 震哉 / / 角川書店
ISBN : B000J7X4OS
以上,ブーゲンビリアについてはやや広角が欲しかったのでF31fdですが,「街の遊撃手」じゃないけど,軽いキスデジXにこれまた軽いf1.8の標準単焦点でのスナップです。
1)ハイエンドコンシューマ機の逆襲1〜SP-570 UZ
欧・米Olympus,SP-570 UZ発表。EUのサイトはテキストだけです。
秒間13コマ強。フルスペックのノーマル1Gが300Mになるとは言え,使い方によってはフラッグシップ一眼を超えるわけで,この高速連射と35mm版換算で26-520mm/20ズームという驚異的なズーム比の固定レンズとお約束の手ぶれ低減,ホットシューやワイヤレス多灯ストロボ機能などを盛り込んでの意欲的なモデルです。
このニッチェ,デジタル一眼が廉価版普及機をラインナップに加え,性能としても進化したところで,もう消滅かと思っていましたが,私が思うに,そんなに交換レンズに投資しない,ズームさえ使えればよいし,第一APSサイズでもデジタル一眼の場合,高倍率ズームレンズは大きく,重すぎると感じるユーザーが存在することも確かです。メーカーにとっては,ある意味ねらい目かも知れません。
実際の所,本格的デジタル一眼レフは,やっぱりコンデジに比べると重くてでかすぎると感じる人は多いと思いますし,使いたいけど,行動が制約されるし,カメラ・撮影は,日々において優先順位のトップにはならない,でもなるべく高性能で,一眼レフ並みの応用が利くカメラが必要というニーズもあると思います。
実際,私ですら,今回,仕事の状況を考えて,EOSに一番小さく軽いレンズを着けるという選択肢をとりました。α700は留守番です。
2)ハイエンドコンシューマ機の逆襲2〜FinePix S100FS
Olympusと似た路線。フルスペックでは1Gオーバーの画像サイズを保ちながら,3Mを確保て秒間7コマ。プロ仕様の高速連射がお手軽に。Olympus SP-570 UZと競合しそうなFinePix S100FSには,デジイチのS5 Proで脅威のダイナミックレンジ,ネガフィルム並みのラチュードを達成したスーパーCCDハニカムVIII「HR」を投入。ネーチャーフォト向けというコピーも,高級なイメージ確保に宜しいようです。
レンズ一体型では,定評のある2/3型CCDでの設計というのも好感が持てます。しかし,私は,レンズ一体型にはレンズも含めた防滴処理を期待するのですが,ネーチャーフォト向けを標榜するには,そこが一寸不満です。
3)ネガつぶしはどこにも負けない〜Kiss D X2
この時,持ち歩いたEOS Kiss D Xよりも35g軽くなってライブ・ビューを入れたX2が発表されました。Canonさんは,良くニーズが分かっていますね。コンデジ移行派からは,現状の最軽量デジカメでもE-410以外は,特に女性が外に持ち歩くには,依然として重くでかすぎるのです。フィルムカメラは別物なので,持ち歩ける人たちも,デジイチの大きさと重さを感じて,だったらコンデジでいいや,か或いは購入しても留守居役になってしまう可能性を感じます。バランスを考えなければ行けないような,大きくでかい望遠レンズを購入して使うこともないというニーズもあると思います。
αのDRO機能をキヤノンなりの回答として搭載した,‘オートライティングオプティマイザ’(ネーミング・苦労してない?)も搭載。追い落とすべき仮想的はNikon系なのですが(そちらもD40/Xの在庫が無くなってますから,ライブ・ビュー載っけた新機種が出るでしょう),五月蠅い後続メーカーがボディ内手ぶれ補正をフルライン化して洒落臭いので,てこ入れにレンズ・キットクラスのレンズにもIS入れてみました〜ファインダー画像で確認できるのは,こちらの方式だけ〜文句ないだろ〜というところでしょうか。まぁ,標準とか単焦点レンズまでフルIS化は無理なのですが,エントリーユーザーを捕まえて,最初に買わせてしまえば勝ちなので(ヤクみたい),レンズキットだけの競争力確保が出来ればいいのですよ。
ちなみに,私のXは,先週低温暴露で電圧低下によるものか?作動停止を起こしましたが,何事もなかったかのように今は動いております。丈夫さはあり難いけど,ファインダーにてこ入れはなく,大きく明るく見やすいまともなファインダーのα700と交互に使うと,最近は,小さくピントも見にくいファインダーがかなり辛いと思うようになりました。ファインダーのてこ入れしなくても売れるから,当分やらないだろうなぁ。
4)どっこい生きてた,元気だぜ〜K20D/200D
HOYAに吸収合併されて,一寸元気がないかなと心配していましたが,ロゴを少し変えて健在ぶりをアピール。K20Dは時代の趨勢としてライブ・ビュー搭載機にチェンジ。エントリークラスのK200Dにウリがないわけではないのですが,防滴ボディを奢りました。電池込みで700g超えるボディはクラスとしてはやや重いのですが,単三使える,エネループもOK,ペンタミラー式,視野率約96%,倍率約0.85倍のファインダーを覗くいた後でKiss D X2ではかなり見劣りするのは必須。このメーカーのファインダーの作りはコストの割に驚異的で,流石,硝子材も扱えるメーカー。α7Dの発表時,ファインダーの出来で奢れるαユーザーに,低価格機でもまともなペンタプリズムを載っけて水を差しただけのことはあります。メカに五月蠅い実利派の男性ユーザーに訴求する布陣です。
というわけで,私のα700は,早々と,てこ入れ(入れときゃ良かったと言われたライブビュー)のためのマイナーチェンジの予感を感じます。今のところ,着いていなくても良いのですが,後継機が早々と投入されれば,値段とかが下がるだろうし,タイミング的にもう少し,分野の商品展開に時間差があればと思って少し残念。でも,αのレンズシステムご破算にしてK10Dに手を出していなくて良かったと(笑)。
道具の継続性と多様性を維持しつつも,どうも,やはり,新製品が気になってしまいますね。
なんという生命力。
迫力と美しさを感じます。
キヤノンさんの寡占状態よりは,ユーザーの利益になるような気がしますが,メーカーは大変だなぁと改めて思います。
部屋から眺めたら、ロマンチックですね。
間違いなく人類消滅しても,蔓延っていそうです。