3題噺

3題噺_b0060239_23492089.jpg
Local 地産地消ーproduction for local consumption
 この言葉は,本来は,こういう外から入ってくるわけの分からん恐怖の食い物によるリスク回避を目的としているのではなく,流通系や大規模栽培などの方向に歯止めをかけて,エコロジカルでホロニックな食糧供給システムを作っておくことの重要性から発していると理解しています。大量消費,大量輸送しないと,やっていけない部分は最小化することで,大規模森林伐採やマングローブの消滅や,海洋環境などの維持管理にエネルギーと意識を向けるということです。
 コンビニで作られる全ての食料の行程を逆に辿っていくと,確かに弁当工場や大規模農地や養殖生け簀に繋がっていますが,実はエネルギー・フローの出発点はそこではなく,生態系そのものに繋がっています。
 アメリカの広大な農場をみると,食物は人間のテクノロジーさえあれば,土地と太陽と水を元にいくらでも生産できるのだと錯覚を起こします。だからそういうところから食料を入れて何が悪いのかと言うことになります。
 実際は,植物が水と二酸化炭素を使って同化作用で様々な代謝産物を作り出せるとしても,N分ー窒素分は大地から「もやしもん」の力を借りて頂かなければなりません。農地には,どこかでP分ーリン鉱石という太古の生態系の上がりを掘り上げて供給しなければなりません。今心配されていることとして,レアメタルよりも,リン鉱石の掘り尽くしは,早いかも知れません。こちらの方のブログに南太平洋の島々のリン資源は、70年代までにほぼ枯渇。現在、世界で採掘可能なリン鉱石の埋蔵量は約500億トンで、最近の年間平均生産量は1億5000万トン前後。枯渇までの推定寿命は、約50〜300年とあります。1次資料に近いサイトが見つからないのですが,この数値だったと思います。リン鉱石の枯渇は,森林の上がりからの有機肥料を使用してという持続可能なサイクルを持たない工業生産型農業の消滅を意味します。

3題噺_b0060239_23504615.jpg
通常海から陸へのN,Pのリターンは,鳥が魚を食べて森に戻って糞をするとか,鮭・鮎などの遡上した個体が,川で何かに食われて糞になるプロセスの積み重ねで生じるわけで,それ以外は,雨つぶに混じって落ちる僅かなリターンの集積になります。勿論,窒素分やリン分が植物に有効なほど含まれている雨が降れば,それは別の環境問題のレベルになるでしょうから,知れています。

「平成ポンポコ狸合戦」で舞台となった森は江戸前の魚を食った鳥が森に戻ってPやNを戻す過程で作られていったわけです。水も山があれば勝手に川が流れれくれる分けではありません。雲を呼び,水を溜め込むバッファーとしての森林がなければ,また,N,Pが供給される生物に溢れた川やそこにいろいろなものを供給できる森がなければ,海や湖は単なる溜まり水になるだけです。そして,ここが大事なのですが,生物の体を作るに必須のこのN供給は非常にデリケートな制御が必要です。大量に流しこめば,特定のプランクトンが大量発生〜死滅して,死の海になるわけです。大けりゃいいってわけじゃないのです。体に良いものでも,濃く溶いて注射器でぶち込んだらやばいのと同じです。太古からの蓄積で眠っていたPを掘り出して畑にばらまいてそれが大量に海に流れ込む状況があちこちで生じているわけで,汚染物質もですが,富栄養化は本来の機能を破壊し海域の生産性を落とすでしょう。
 環境省の生物多様性センターにおいて,生態系の価値・機能についてこういった分野に言及したものはありませんでした。要するに人間が生きていくための資源や食料になる以前の,重要な生態系の機能を説明している資料がないのです。じゃあ,森があればいいのかという論議に,直ぐ持っていく人が居ますが,森という実態はありません。そこには何と何が生息・生育していて彼らが次世代を作って継続・維持して行くには何が必要でという構成員を考えた先には,都市公園の街路樹と同じイメージにはならないはずなのです。
 とりあえず,安全な食べ物は地産地消ということ。まぁ,流通系がどうなっているか分からないのでの,外国産を入れられても,どうしようもない場合が多いのですが。これは,販売店の規模には,関係ないような気がします。疑いだしたら,近所好き合いのあるお店でも判断に苦しむこともあるでしょう。その人自身が騙されてバッタものを掴まされている可能性だってありますから。
 それでも,こういう場所で食料を調達したい,外食は諦める。ということになると,今回の問題が与える影響は,まだ大したこと無いと思いますが,続くようなら,派生する影響は,どんどん大きくなるような気がします。
 地方都市の地域地産の食材が並んでいると信じた場合のリスクが少ない,そういった店は貴重です。日本の食品偽装では,死者や中毒患者が出るレベルではなかったのは幸いでしたね。だから,遙かにマシだよと喜ぶ気にはなりませんけど。
 今回の問題は,日本が大陸の仮想敵国である限り,彼の国の経済レベルが上がっても,オリンピックが開かれても,経済交流が進んでも,疑心暗鬼は消えないでしょう。
 市場がチャイナフリーを押し出しても,実態が明らかにならない状況では,いわれのない罪を着せたと反撃されるだけでしょうが,実際に経済的打撃で淘汰に結びつかない限り,今後も潜在的なリスクは変わらないのじゃないかな。もっと狡猾に原産国偽装する方法など,いくらでもありそうです。




3題噺_b0060239_23555431.jpg
インド系スピリチュアル商売と波動商売の浸食
 NHKの経営委員、菅原明子氏が1億5000万円の脱税を国税当局から指摘された。彼女はマハリシ公開大学の客員教授ってとても怪しい。学長決裁で客員は成れるんだろうけど,私が感じる範囲でも,いろいろ怪しい人の隠れ場所になる可能性を持っていると思います。
 マハリシ公開大学なんて言われても分からなかったけれど,TM(超越瞑想)のマハリシ総合研究所 なら格闘義兄・武術系の人間なら多少はわかるぞ。一時期,マスコミ界でシンパが居て,前田日明まで巻き込んでいた瞑想システムですね。「格闘技通信」なんかが好意的に取り上げていたから,芸能界やメディアなどに一時期かなり入り込んだはずです。こっちにも道場があって,ある切っ掛けで覗く羽目になったら,スポーツに応用できるような健康瞑想のイメージではなく,半病人みたいな電波系の方がおいでだった。本体まともかどうかは分かりませんが,挨拶も早々にして,そっから逃げました。私自身,オウム事件前だったから別段という感じだったが,今なら周辺住民の印象は変わるだろうか。菅原明子氏,その商売とマハリシ公開大学の関係はこちらに分かりやすいエントリーを書かれている人がおられた。このような疑似科学的詐欺行為で儲けているだけの化粧小母さんが,なぜ選ばれるのか,公共放送に影響力を持ち得る立場に立てるのか,本当にNHKというところは不思議ですなぁ。恐らくNHKの上の方にとって都合がよいロールプレインが可能であったからでしょうか。日本では(飽くまで日本ではです)あそこでないと滅多に作れない自然科学系も含めたプログラムにのみ受信料を払っているつもりの私ですが,「皆様の受信料」があのどうしようもない小母さんの委員報酬に使われたと考えただけで,受信料払うの止めちゃおうかという気分に初めてなりましたね。「ああいったコンテンツは,地産地消でなくても良いもんね」と弊害がもの凄く大きいことを理解しつつ,言ってみたくなります。アーユルベーダ被れたお医者さんにお会いしたことがあるけれど,本人は良いけど,実験・検証が適当なスピリチュアル勘違いってのは,良い方ゆえに面倒だなと後で思いました。漢方の治療システムや鍼灸など,なのある治療者にお会いして,その威力を否定するわけではないけれど,取扱注意の領域であることも確かだと思います。アマゾンの「理性の揺らぎ」の評にヴィブーティーが人工的に作られたものではないって書いている方がおられたけど,だから本物? 私の武術の師匠の一人が絶妙なバランス感覚の元,サイババの元に通って真偽を確かめていた時期があったので,ビブーティなら道場にも置いてあったけれど,当時,残念ながら興味が湧かず,それよりも,この好奇心の強い私が気色悪くて触る気がしなかったと言えばどれくらいのものかおわかり頂けるでしょうか。

 ちなみに,マハリシやサイババなど,インド人がスピリチュアル商売が上手いのは,Beatlesの時代から明らかなのに。
自分の運命が全て記載されているアガスティアの葉についても,このページを見れば,一目瞭然であります。水伝でしこたま稼いでいる,ピリチュアル系のトンデモ商売人の小母さんをよくぞ,経営委員に据えていたものです。
 伝え聞く限りでもまともなことやっていたとは思えないので,ドーモ君でも経営委員に据えていた方がよほどマシというものです。
理性のゆらぎ (幻冬舎文庫)
青山 圭秀 / / 幻冬舎
ISBN : 487728401X




これを読んだ後に,こっちを読めば,混乱しない人はかなりのもの(らしい)。
裸のサイババ―ぼくたちの外側に「神」をみる時代は終わった。
パンタ笛吹 / / ヴォイス
ISBN : 4900550949





 この本も,危ういどんでん返しがあって,アマゾンにはないこちらの書評が参考になる。スピリチュアル系を商売にする人は,食えない人が多いのだなと思う。でも,そういった分野,多くの人が感動して騙された偽書とも呼べる商売だけでも枚挙にいとまがないのだから,よほど腹を据えて関わる必要があると思って,私は,そんな暇はないと思って大好きだった師と袂を別れたのだ。この辺り食らっても影響されないならあなたは大丈夫。
 パパラギ―はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集
岡崎 照男 / / 立風書房
ISBN : 4651930077





ミュータント・メッセージ (角川文庫)
マルロ モーガン / / 角川書店
ISBN : 4042797016









奇しくも,池田信夫先生天羽優子先生というお二人の論客が,交戦状態です。現在,それぞれのブログでホーム,アウェイ状態が進行していることは別にして,本日の池田信夫先生は,古巣なのだから,一言あっても良いと思っていたら,やはり波動系ビジネス小母さんに対して,蹴りを入れていた。ちなみに天羽先生が,大学の公務の合間にリスクを冒してまで疑似科学ハンターされておられるのは,よく知られたところでありますし,そのこと自体を私は尊敬するものです。科学者としての共時もあるでしょうけれど,下の世代や子供たちのことを考えると絶対に許せんという義憤を私は感じますが,同じなのではと勝手な推察をしております。目下,柔術の寝技のように先の手を読んでの訴訟の戦いのお相手は,これぞ共時性か,菅原明子氏と同じリーグのお方(男性)で商売上のおつきあいも近いご様子です。流石に,スピリチュアル商売でも波動系商売でも,男女雇用機会均等法の御陰か,男女差が無くなってますな。
 ちなみに,私にはどちらかの一方が自己矛盾がどうしても集積しつつあるように見受けられますが,人間,あらゆる面から光を当ててヒビの入っていない方の方が少ないでしょうから,ブログ海(界)に関しては,武術界に似た矛盾ある性質と同様のものを感じますれば,「人皆我が師なり」を座右にして游ぐことに決めておりますので,そのことには触れませんので,皆様どうか,ご自身でご判断下さい。どうでも良いと思われる方も,それで幸いなりです。

 NHKまでも(いや,‘だから’なのかもしれないが)こういうお人を経営委員に入れちゃっている状況を考えると,生き霊まで見えてしまうニコニコ小太り小父さんや,よく分からないけれど,チラと発言伺う限り,よほど偉い人としか思えない易見の偉そうな小母さん降板でどたばたしている民放の状況などは何ら不思議でもないのかも知れませんね。まぁ,あっちは受信料とられているわけではないから,見なきゃ良いわけで,その意味ではまだ罪は軽いかもしれません。
 偽装詐欺を働いたどっかの料亭の女将さんといい,こういう方と良い,悪い意味で女の人が家父長にミミクリーしているだけで,実態は家父長制度のアンチテーゼを模しただけで,本来の女性登用とは縁遠いものを感じますね。

3題噺_b0060239_23393996.jpg

知らんうちに波動系治療をされていた間抜けは何処の何奴だ〜い? 私だよ!
 昨日,急に背筋がけいれんを起こして(多分ここのところのストレス),お世話になっている方の紹介だったし,激痛で動けなくなった直後だったので,近くの整骨院(保険治療が効く系)に背筋の治療をして貰ったのだけれど,電気刺激治療の跡,経絡の刺激シールみたいなものをぺたぺたやられて,微細針を使った神経使う治療だと誤解して治療院のベッドで爆睡,後でよく見たら,陰陽のあの四角柱のサイコロみたいなパターンが,様々な色に塗られたシールでした。
 陰陽パターンと個別の色で,腧の虚実に対して体のバランスをとる‘波動’が出るということらしい。よく見ると,しかも3Mのテープみたいなものに手書きだ。保険治療の枠内で千円未満しか患者な払わないから,まぁからだが悪くなることがなければ,爺ちゃん,婆ちゃんはよく分からないけど通ってくる。歩いて通えるなら,それで良い。いろいろ不思議な治療法を入れて他と差別化をはかるということなのか,カイロや鍼灸など保険の利かないオプションを加えるのは,整体・整骨の治療院では良くあるのです。私にそこを紹介してくれた方の治療時,同じ「波動治療」をやっていたか,確認してませんが,どうも違うような気がします。センセ自体も悪意でやっているわけではなく,治療効果がある!と根拠があるのか無いのかよく分からないが,感みたいなものがあって治療に取り入れるのでしょうけれど,いろいろなセンセがおいでです。いや,手間掛かってますよ。色とパターンと腧の部位の組み合わせは,かなり複雑な対応みたいでしたから。ちなみに,私,「快速針」程度は独学で履修しているので,山ん中で,急場,自分で中国針なら打って肉離れぐらい治療してました。勿論他人に医療行為など出来ません。飽くまで自己責任による自分の体使ったサバイバル技術で,です。
快速針刺療法―人体のツボと治療 (1979年)
小野田 正 / / 刊々堂出版社
ISBN : B000J8D3IY
 そのセンセには申し訳ないが,とても症状が回復するような兆しが感じられなかったので,いつもの近くの整骨院に治療院の梯子しました。そちらは,ともかく懇切丁寧に日本針治療やってくれるので。整形外科系最初から行けばって? 湿布薬渡して終わりですよ。鍼灸師さん張り付かせているところもあるけど,それなら同じ。
 昨晩は風呂を止められていて1日ぶりに一緒に入った息子たちが,これ何? 変とか良いながら剥がしてくれたのがこれ。30枚以上張られていた。良いのか?手書きで。やり過ぎちゃうか?
 昨日,あの治療院から引き上げてくるとき特に事故もなく死ななくて良かった,私の亡骸にこんなものが貼られていたら,家族は混乱するし不気味だったでしょう。夕方,冬の海に落ちてその後解錠作業やらせても死なない丈夫な青年に二段かけ蹴りと横フリギと後ろ蹴り教えていたら,痛み忘れて何とか動いたのでもういいや。
 痛みでぼーっと寝ていたら波動治療されちゃったことは,好奇心の強い私でも,ちょっと違うぞと思う結果になりました。これも, NHKのせいだという気はないですが所得隠しなどが,菅原明子氏に関する本当の問題ではないです。ご本人の理屈で言えば,彼女の「悪い胃波動」が公共の電波に乗ったとすると,ちょっと拙いと思いますぞ。
Commented by koji at 2008-02-01 08:02 x
イカスミ御飯か?
Commented by complex_cat at 2008-02-01 12:27
墨汁に行儀悪くご飯を入れました。至福の味。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by complex_cat | 2008-01-31 16:54 | Oracle of Cat King | Trackback | Comments(2)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


by complex_cat
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29