カメラ関連2題
2008年 04月 13日
結局,充電式なら金属水素型に逆戻り。撮影と巻き上げは何とか行くのですが,巻き戻しがどうにもならない。酷いのは途中で止まること。ただ止まるなら良いのですが,167MTはそのたび毎にシャッターが切れてしまうのです。当然レンズキャップを開けていれば,巻き上げきっていないその止まった場所で二重露光になって,結構焦りました。結果,撮影したフィルムがパーになりました。
コンデジにストロボTTL調光。今時はそんなことやるモデルもあるんだ。へー,ぐらいでしょう。ところが,このコンデジのストロボTTL調光が,今まで存在しなかった秘密兵器に繋がるのだということが,現物を見せて貰って初めて理解できました。
実はこの水中ツインライトYS-110は,ケーブルでデジカメ本体には繋がりません。光ファイバーを利用したスレーブ・ストロボなのです。そして,驚くべきことに,このスレーブ・ストロボでありながら,なんとTTL調光ストロボなのです。
え? と思われるでしょう。最初,なぜそんなことが出来るのか分かりませんでしたが,コンデジ本体がTTL調光ストロボを内蔵しているので,こういう制御が可能なのです。電気的ケーブルが本体側に接続される必要がないので,その部分が水中ハウジングで一番水没原因になりやすかった弱点だったわけで,なのですが,電気的に接続する必要がないので,水中ハウジングの信頼性はそのままです。
今や,水中撮影ではトレンドというか,主流になりつつある,水中外部ストロボ制御システムとのことで,見せて貰ってかなり感動しました。
これって,内蔵でも外部でもTTL調光ストロボであれば,それを受けて発光するスレーブ・ストロボ自体を「TTL調光」ストロボとして制御可能という可能性もあるわけで,恐るべし!水中コンデジ。
YS-110のモデリングLEDランプなど,良くできた意匠が沢山。ダブルアームは浮力の働く水中で使う仕様なので,陸上では少々華奢ではあります。不満ならもう少しごついタイプもあるようですが,そうすると,水中活動時,少し邪魔かも知れません。
RICOH系,ファンが多いのですが,水中ハウジングで使うことを考えると,APSサイズCCDを搭載したコンパクトデジは,こういう分野でも待たれるところです。
撮影のためだけに,行動を寄生されながら使うなら話は別ですが,一眼レフ用ハウジングは馬鹿でかいので,多くの場合,水中活動では規制が多すぎるのですね。
希望としてはRSでなくて良いからニコノスVのボディそのままのデジカメが欲しいというところでしょうか。D3/D300のヒットで,デジイチで勢力を取り返したメーカー,余裕が出たところで開発復活してないのか,気になるところです。Canonさんが作ってくれる可能性はありませんので。