
公陳丸とチコに食べさせてみようと購入していたエバ。といっても使徒と戦う生物兵器じゃござんせん。ギンガメアジ
Caranx sexfasciatusの稚魚だそうで,あまりに美味しそうだったので,適当にマリネにしてみました。粉振って軽く炒めて,タマネギ,ニンニクと和えると酢漬け(ワイフがいつも購入しているなんやら無添加品とのこと)にして一味とローリエをぶち込んだだけです。ここにジャンバラヤの素を放り込みたくなる欲求を抑えるのが大変でした。ジャンバラヤの素って何が入っているのだろうという状況なので,ワイフに食べさせるために今回は入れるの止めておきました。
追記ーこの記事は書かれて17年経っていて、未だに何故かよく読まれている。ちなみに十分に育ったギンガメアジがこちら。こうやってみると稚魚を獲るのは、資源管理的に無駄も多い、色々気にはなるのだが、まあ、水揚げされてしまったもので既にマーケットに並んでしまっているのであれば、美味しく食べてあげるのが最良と思う。 でも、魚不人気(処理、調理が面倒、わからないひと、出来ない人が増えた)で、並べても売れないのか、2025年現在、地元の定番スーパーにもあまり置かれなくなった気がする。魚に関しては、よく使っていたスーパー2企業が鮮魚部を止めてしまったので、私も漁協の販売所から手に入れるようになっている。こういうのも地方の経済の落ち込みの結果だと思う。もともと地元の近海漁業において商品価値が高い魚は、半世紀近く前から、大都市に送られる流れになってしまっているのだが、そういう意味では少し新しい動きがあったのはありがたいと思っている。 私もワイフも魚を目利きしても、喜んで食べてくれるチコを失ってしまったことは、魚から縁遠くなったことにかなり影響してしまっているのも感じている(2025/01/03)。
エバはチコが喜んで食べるほど鮮度が良かったので,非常に美味でした。私の適当賄い飯は,自分には好評です。小骨が多いので,矢張りマリネーですが,猫には無理です。

小骨が多いのは百も承知で,昔サビキで釣りまくったネンブツダイを友人の飼っていた猫が大層喜んで食べてくれたのを思い出したのです。普通エバはこんな風に絶対焼き物にしたりしません。ぱっと目,熱帯魚でも焼いているみたいです。
そりゃ,何が入っているか分からないどっかの缶詰よりは,ヒト・ネコ関係無く,絶対美味しいと思います。火を入れて身をほぐして食べさせるつもりでした。チコは,エバ,まぁまぁだそうで酢(誤変換ですが流石Atok,賢いッ酢)。

ローリエは,太い枝毎,選定する必要があったので,3本鋸で切って,内2本はご近所に配りました。これ,実は直ぐに葉っぱを千切らないでおいておくと,ヘロヘロになってしまいます。案外面倒。
「Sさん,ローリエ,カレーに使います?」 「ええ,c_Cさん,頂くわ。」
で,玄関に同じようなものを二本置いてきました。巻き付いたジャスミン付きです。
別に意地悪で押しつけているわけではなく,お友達に配られるそうですし,なかなかオシャレ?なんで,しばらく玄関に置いておかれるそうです。天の邪鬼な私にとって,許容能力の高いご近所は,本当にありがたいです。

ガレットも,ソバ粉でやるべき料理ですが,国産小麦粉が余っていたので,黍砂糖とおフランスの岩塩を加えて牛乳で溶いてクレープとして焼きます。牛乳は自然食レストランの友人のお薦め。こちらで手に入る者としては,安心して飲める唯一の銘柄だそうです。スパチュール(ガレットを薄くのばす撞木型の道具)など無いので,オタマの裏でグルグル。

これにベーコンと豚肉,水菜,シメジ,ニンジンを炒めてスパゲッティと合わせたものを載っけて,更に自然食で販売しているピザ用のチーズをどっさり入れて(この銘柄だけ,どちらかというとチーズが苦手な長男次男も含めて全員が食べる),要するに洋風モダン焼きを作りたくなったというだけです。ホワイトソースがたっぷり入っているような代物とは違うので,これにいつもの通りポン酢をかけて食べました。これも,ワイフには好評でございました。私が,代打の賄い飯作りで厨房にはいるときには,子供たちが喜んで食べてくれることが第一義的に重要ですが,加えて,折角ならと,なるべくワイフ受けする賄い飯を作ろうとします。ワイフが美味しいといってがっつり食べてくれると,やっぱりちょっと嬉しいです。
子供たちは,モダン焼きさながらにお好み焼きソースをかけて食べていました。まぁ,各自なり美味しく食べてくれるなら,なんでもいいやというのが父さん料理のフレキシブルなところです。