天の邪鬼猫

昨晩のチコ。その前に，妙な声で啼き続けていたので，余所の猫が侵入したのかと思って暗闇の中を見たら，彼でした。
「なにやってんの。お入り。」といったら，渋々という感じで勝手口から戻ってきて机の上にどったり。多分，私が灯りをつけて居間に起きているのを見て，出てきて遊ぼうと云うことであったようです。
　鼻先に餌皿を置いたら，そのままのだれた格好のまま食べ出したので，思わず証拠写真。分かったよ。だれたか・・・・暑いよね。

本日の一コマ。何処に行くのか着いていこうとしたら，こうなってしまって追撃は中止。甘えん坊だけれど，あんまりキャラ的にこういう甘え方はやらないというか，彼の場合は，ずんずんと肩に乗ってきて，がしっと人の頭を爪で固定して，へちゃへちゃ髪の毛を舐めるのが似合っている。

公園で長男に自転車の練習をさせていたら，結界までぎりぎりやってきてそこからずっと私たちを呼んで啼いていた。公園に出てきて一度犬に追っかけられてから，ここは彼にとっては鬼門になっている。その庭から飛び出してきてしまうワンコがまだ健在なので，チコに来られても困る。しょうがないので，まぁ，長男も操舵の安定性が出てきたところで練習を切り上げて公園から戻る。
　自転車を押してもどる長男と一緒に素直に戻るチコ。

庭の裏口にまでは先導して戻ってきたけれど，ここからは素直には家の中に入らない。また，どこかに遊びに云ってしまった。

クローバーの咲き乱れる公園の草地を走る。流し撮りにはもう少しスローだと良かったのだけれど。少し様になってきた。もう少ししたらジャンプを教えるつもり。
　自転車のジャンプといえば，近代陳家太極拳最強の達人であった17世陳発科老師は，いつもの通い道，夜の闇の中，自転車を走らせていて嫌な感じがしたので「気を上に上げて」その場所を飛び越えたそうな。翌朝，その場所を見に行ってみる道路が陥没してもの凄く大きな穴が空いていたそうで，落ちいたら大けがをしていた危機を文字通り陳家の技で自然に切り抜けていたという逸話が伝わっている。この「気を上に上げる」と云うことがどういうことなのかは，また別の機会に述べたいけれど，武術の達人は，チャリも自在に操れるというのは，面白い。
　プロジェクトAで見せた，ジャッキー・チェンのチャリンコバトルも，マトリックス２にある「一度に百人組み手」も，17世を尊敬する私は，老師の逸話をベースとしてみている。

本日，チコは夕方まで寝ていて起きてきたら，夕食でテーブルに出したばかりの鶏肉をタマネギと一緒にオリーブオイルで焼いて，バルサミコ酢をぶっかけて上からバジルをチラしたものにいきなり顔を突っ込んでワイフに怒られていた。タマネギが入っていたから，彼が食べたら危ないところ。
　鰹のたたきの端切りを出したところ気に入らず，出掛けていく。鰹のたたきは公陳丸が食べたところを見ると，悪くなかったと思うのだけれど，不思議。
　ワイフは，地方都市のボンビーな公立小学校のＰＴＡとして，ベルマークと格闘中。それほど追い詰められていなければ，私は休日は家で仕事をやっていて，気分転換に全部食事を作るは悪くない。ほとんど現実逃避だが，それで子供達が食べるパンが出来れば無駄ではない。子供達の朝食だけ作ってくれれば，朝寝のしたい私は十分なので。
　チコも私も天の邪鬼。




ここ数日，ワイフのチャリンコを探す。近所のホームセンターで，折りたたみの20インチ，変速機付きが１万を切っていましたが，荷台やライトなどをつけると，結局１万円台後半。
　それなら，調整をちゃんとして貰うと云うこともあって，本日は，10km離れた新興住宅地の幹線沿いにある結構評判の良いチャリンコやさんにいく。差し障りのない配色のものがあったので，それに決定。赤にしたかったけれど，ワイフの好みは白。視認性がよいので，夜動く機会が多い集落の集まりにはよいかと判断。それにバスケットとLEDライト，錠などを着けて結局現金が足りなくなったのでカードで購入。店の前で試運転するときに，軽くジャンプさせたら，そうやって乗らないでと注意される。通常の使用方法でジョイント部から折れたことはないそうですが，ジャンプは厳禁だそう。
　LEDライトは，輝度は高くても遠くまで突き通す力はないので，まあこれも夜道を照らすと云うよりは，視認性を上げるという機能が基本か。
　夏は，チャリンコはオフシーズンなのだそうだけれど，石油高騰で引き合いは多いらしい。こちらのような辺境の地方都市は，公共交通機関が発達のしようもなく，ガソリン＆マイカーは生命線。ただ，私の場合は，多少寄り道しても往復10km未満なので，チャリンコ通勤にしようかなと真剣に考え出した。200円／Ｌは簡単に突破するだろうし，近所のガソリンスタンドも，お客さんが通勤の足をチャリンコに移行していることを肌で感じているそう。
　ただ，ノートやカメラ機材を自由に持ち歩こうと思うと，なかなか大変なので，その辺りは割り切るか，ザックを新調しないといけないだろう。ワイフがPTAや集落のボランティアなどで（どちらも駐車場がないので結構大変）使わない日を選んで借りてみるか。
　とりあえず，ちょっとケーキを買いに行ったりしてみて，なかなか楽しい。やはりクロスバイクが欲しいな。私の欲しい折りたたみタイプは，DOPPELGANGER辺りが安く売られていて，評価は値段成り。その辺でも良いのだけれど。今回乗ってみて，20インチクラスでも通勤用なら軽快で良いなと感じた。
DOPPEL GANGER 26インチ 折り畳み クロスバイク 21段変速　(イエロー)
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ISBN : B000R8U13Q




DOPPEL GANGER　20インチ折り畳み自転車202(ホワイト×ブラック)カギ＆ライト付
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ISBN : B000R8RYPO



チャリンコ屋さんにはこの台湾メーカーDAHON（HONDAのアナグラムなら酷いなぁ）社製のものを進められる。NASAの特殊技術が出てくるらしい。普通「NASAの・・・」と言った時点でかなり怪しいというのは偏見か。クロスバイクの特殊折りたたみ方式で有名なメーカーらしいけど予備知識無し。
　尖閣列島がどうなろうが，政治的緊張状態がどうなろうが，こういうメーカーのビジネスとか工業製品の物流は，日々，どっぷり平和に浸かったように変化がなかったりするのがなぜか不思議。
　チャリンコ，あまりにも知らないので，もう少し勉強してから購入を考えようか。そうなれば，都合良く涼しい時期になっているかも知れない。







　少年がチャリンコに乗っているシーンを見ると，この淀川長治さんが惚れ込んだ北野武監督作品のサントラ曲がなぜか脳内に流れる。
　考えてみれば，久石さんの曲にはナウシカ，NHK驚異の人体(消されるだろうけどYouTubeでもここにPart1のタイトル曲をサバン症候群の男性が弾くシーン，00:50辺りでその曲の一部を聴くことが出来る。part2のオープニングタイトルはドラマティックになりすぎたと思う)など，意識せず私の脳に刻み込まれてしまったテーマ曲が多い。‘Kids Return’については，こちらの台湾人青年のピアノソロも素晴らしい。匹亞さん，私はあなたのファンになったよ。
　侵略を考えるのは，基本的には軍と統治機構だけだろう。勿論，かつて来た道のようにマスコミ国民一体化するという状況を作り出しながらなので，侵略する場合，その国の国民が免責されるわけではない。
　台湾の友人は今どうしているだろうか。
キッズ・リターン
金子賢 / / バンダイビジュアル
ISBN : B000UMP1GQ